内容説明
廃棄シリコンが新しいエネルギーに!?猫砂から「化学の花園」ができる!?カレーの汚れを落とす最高のセッケンは!?化学の甲子園をめざす海外・国内の高校生の奮闘記第9弾。
目次
文部科学大臣賞 目指せ!水素社会 廃棄シリコンを用いた新たな水素ガス製造法の開発―水素社会実現を目指した半導体産業廃棄物の有効利用 新居浜工業高等専門学校生物応用化学科
大阪府知事賞 新たな可能性への夢広がる!アオコの毒性物質の分解細菌の発見と毒性分解メカニズムの予想 清風高等学校生物部
大阪市長賞・パナソニック賞 ホップ・ステップ・ジャンプ!人工光合成の研究 光触媒を使った水から水素と酸素の生成 市川学園市川高等学校
大阪市立大学長賞 試行錯誤を重ねて突破口へ!ヨウ素なしの新タイプの太陽電池の開発 和歌山県立海南高等学校科学部
大阪府立大学長賞 きっかけはあるひらめき 安価なNO2濃度測定器の開発を目指して!鹿児島県立錦江湾高等学校化学研究部
読売新聞社賞 重い測定機材を携えて山頂へ 山岳オゾン生成メカニズムを突きとめる!大阪府立高津高等学校化学部
審査委員長賞 遺伝子組み換え技術を使ってできた色つき繭を超えろ!―ローダミンBの赤い繭 島根県立益田高等学校自然科学部
金賞 学術論文結果に挑戦 バナナ果皮の“キリン化現象”からドーパミンの重合メカニズムを探る 京都府立桃山高等学校グローバルサイエンス部
金賞 セッケンと柿、ときどきカレー―カレー汚れに対するよりよいセッケンとカキタンニン入りセッケンの作製 和歌山県立向陽高等学校化学ゼミセッケン班
金賞 200Hzの振動に感動 粒子の凝集と音波の関係 千葉県立千葉東高等学校化学部〔ほか〕
著者等紹介
中沢浩[ナカザワヒロシ]
大阪市立大学大学院理学研究科教授。1952年生まれ、東京理科大学理学部化学科卒業。1981年、広島大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。米国ユタ大学博士研究員、広島大学理学部助手、同助教授、分子科学研究所助教授を経て、2002年より現職。専門は錯体化学、有機金属化学。著書にヒューイ無機化学(上)(下)(共訳、東京化学同人)、有機金属化学(編著、三共出版)、無機化学演習(編著、東京化学同人)などがある。2004年に『高校化学グランドコンテスト』を企画
松坂裕之[マツザカヒロユキ]
大阪府立大学大学院理学系研究科教授。1959年生まれ、東京大学工学部工業化学科卒業。1988年、東京大学大学院工学系研究科工業化学専門課程博士課程修了(工学博士)。米国ペンシルバニア州立大学博士研究員、東京大学工学部助手、東京都立大学理学部助教授、大阪府立大学総合科学部教授を経て2005年より現職。専門は有機金属化学・錯体化学。遷移元素と典型元素とを自由自在に活用して新しい分子を創り出す夢に挑戦中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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