出版社内容情報
■『ねことじいちゃん』
■『まめねこ』
■『トラとミケ』など、
ベストセラー漫画家・ねこまき(ミューズワーク)による
初の完全プロデュース作!
日本の伝統的な街並みが残る倉敷の街。
ちいさなギャラリーカフェに集う個性豊かな面々[&ときどき猫]
とのやわらかい日々にほっこり……
……から一転――――――泣ける!!!
ともえおばあちゃんの出生にまつわる「秘密」とは……?
原作に《感動のスペシャリスト》志賀内泰弘、
漫画に《いま注目の漫画家》八朔を迎えた挑戦作!
内容説明
古くからあるお茶問屋。改装して1階はお茶問屋兼カフェ。2階はギャラリー。そこにある「1枚の絵」を巡る物語―。
著者等紹介
ねこまき[ネコマキ]
ミューズワーク。2002年より、名古屋を拠点にイラストレーターとして活躍中。コミックエッセイをはじめ、犬猫のマンガ、広告イラスト、アニメなども手がけている
志賀内泰弘[シガナイヤスヒロ]
作家・小説家。著書に、「京都祇園もも吉庵のあまから帳」シリーズ、「5分で涙があふれて止まらないお話 七転び八起きの人びと」(共にPHP研究所)など30冊余
八朔[ハッサク]
ミューズワークスタッフ歴10年。油絵と漫画も描くイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
19
★★★★ お茶問屋を改装してカフェとギャラリーを併設しているお店の友恵おばあちゃんの話。ほのぼのとした家族の話に、戦争による影が差す友恵の出生の事情が挟まれる。こういう話も少なくなってきたところに、戦争がどんどん遠くなっていくのを感じる。D2022/12/13
RX78
18
ほんわか温かい絵に癒やされます。倉敷を舞台にしたお話。おばあちゃんの絵の話にはウルッときました。2020/12/11
ちいこ
10
申し訳ないけど<感動のスペシャリスト>が邪魔をしたなぁ…。2021/10/27
コンチャン
10
ねこまきさんの企画のものということで興味をもって手に取りましたが、想像通りあったかくて、想像以上に心を打たれるものがあり、とても満足した気持ちで読み終えました。2021/03/13
ふわりん
8
地元の図書館で見つけて、タイトルにくらしきとあったので借りてみた。岡山弁は確かに倉敷らしさが出てるけど、背景に美観地区がちらほら出てるくらいでもっといろいろ倉敷の良いところを紹介されてるとよかったのになぁと思う。さて物語は倉敷のカフェに集う人たちとの触れ合いのシーンと、おばあちゃんのお母さんの思い出をカフェの絵から孫たちと辿っていく話で進む。日本が戦争をしていた時代が本当にあり、悲しい辛い想いをしてきた人々がたくさんいたという事実も興味を持てる伝え方で引き継いでほしい。絵も言葉も柔らかくとても暖かかった。2023/06/04