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内容説明
「俺さ、芸人なろうと思っとるんよな」「マジで言いようと?」九州の片田舎で真っ直ぐに育った少年は、人生を賭けてお笑い芸人の道を歩み始める。しかし、理想と現実の間で次第に引き裂かれていき―。原作開発プロジェクト“ノンフィクション部門”大賞受賞。
著者等紹介
坂田光[サカタヒカル]
1987年福岡県瀬高町(現・みやま市)のセロリ農家に生まれる。福岡大学在学中に、信清淳とのお笑いコンビ「サンシャイン」を結成。若手実力派コント師として注目を集める。キングオブコント2013、2015で準決勝進出。2018年、『この高鳴りを僕は青春と呼ぶ』で原作開発プロジェクト“ノンフィクション部門”大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つむり
4
高校の同級生が吉本の芸人さんになっててしかも本まで出したってことで、普段は借りて読む派の私も書店へクルマを飛ばしました。高校の話は、自分の学生時代を思い返して懐かしく感じました。『火花』を読んでたので若手芸人さんの生活をなんとなーく想像しながら読み進めてたんですが、やはり自叙伝形式なだけあって泥臭さや世知辛さが大幅アップしています。途中で引退していく芸人さんの話も、小説だと脇役エピソードだけど、この本ではリアルな人生の決断でより心を掴まれました。これからしっかり応援していきたいと思います。2019/05/04
akama
2
ネタどころか顔すら知らない芸人さんの本だったけどタイムラインで見かけたのを機に。いわゆる自叙伝で、年代も出身地も境遇も共通点は少ないのに不思議なくらい沁み込んでくる文章だった。多分こういう「熱」を持つことや、家や地元を出て挑戦することへの憧れからくる、想像の中での「もう一人の自分」を勝手に重ねてしまったせいか、もはや小説に近い感覚で読んでいたので、彼女とのダメダメな別れ方や芸人としての一進一退にいちいち感情を持っていかれてしまった。裏側を知るのも善し悪しあるかもだけど、だからこそ魅力を感じることもある。2020/12/02
maho
2
芸人って、何て素敵な職業なんだ。2019/05/08
だりあ
1
うん、最高だった。愛すべき泥臭さ。2019/03/25
ホリエンテス
0
若手芸人の自叙伝だが、芸に対する苦悩部分はあまりなく、どちらかというと青春小説だった。 割と恵まれている環境から周りの愛情を前面に受けて育った大卒芸人という、いまの芸人だな。 昔の破天荒な芸人像と違って、表現がしたくてそれが芸人になった感じ。その夢を追いかける人間の10代から20代のお話。彼女とのエピソードはなんか泣けた。芸人だけに一発本になりそうだけど、少なくともこの本は良著。2019/10/31