稚心を去る―一流とそれ以外の差はどこにあるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784847097515
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

なぜ、勝てないのか。なぜ、成長できないのか。問い続けて見えたもの。栗山イズム×ファイターズ哲学。8年目に見せる勝利と育成の方程式。

目次

第1章 プロの責任―ファイターズの組織哲学(組織作りの中での「勝利」と「育成」の関係;ファイターズの人間力 それを体現するもの)
第2章 「四番」の責任―中田翔と清宮幸太郎(8年目、勝ち続けるために発想をゼロベースに戻す;「四番・中田翔」の黎明期 苦悩から変わり始めた姿勢 ほか)
第3章 監督としての1000試合―7年目の備忘録とともに(監督として1000試合 何もわかっていない;「戦力が整いました。絶対に優勝します」 ほか)
第4章 指揮官の責任―なぜ、自分のせいだと思うのか(うまくいかないとき、なぜいつも「こっちの責任」と言うのか?;現場の指揮官が大事にすべき心構え ほか)
第5章 7年の蓄積と、8年目の問い(先入観を捨て、野球をリスペクトする)

著者等紹介

栗山英樹[クリヤマヒデキ]
1961年4月26日生まれ。東京都出身。創価高校、東京学芸大学を経て、1984年にドラフト外で内野手としてヤクルト・スワローズに入団。1年目で一軍デビューを果たすと、外野手に転向した2年目には29試合に出場。スイッチヒッターにも取り組み、翌86年には107試合、4本塁打、規定打席不足ながら3割1厘とレギュラー級の活躍をみせる。初めて規定打席に到達した89年にはゴールデングラブ賞を獲得。1990年のシーズン終了後、ケガや病気が重なり惜しまれながらも引退。引退後は解説者・スポーツキャスターとして野球やスポーツの魅力を伝える一方で、白鴎大学の教授として教鞭を執るなどその活動は多岐にわたる。2011年11月、北海道日本ハムファイターズの監督に就任。1年目、いきなりパ・リーグを制覇。2016年には2度目のリーグ制覇、そして日本一に輝く。大谷翔平の「二刀流」など常識に捉われない育成、指導でチームをけん引してきた。2018年には監督通算1000試合、500勝をいずれも達成。2019年で監督8年目を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きみたけ

49
この本は栗山監督がまだ北海道日本ハムファイターズの監督だった2018年シーズンまでの内容で、ファイターズの組織哲学、中田翔と清宮幸太郎の「四番」の責任、これまでの1000試合の振り返り、指揮官としての矜持などをまとめた一冊。「チームのエースと四番は出会い」という野村さんへのリスペクトも垣間見えることから、侍JAPANのエース大谷翔平と四番に据えた村上宗隆への期待が伺えます。2023/03/12

サラダボウル

13
今年の最後の一冊に栗山監督を。思ったより、野球の試合運びなどの内容が多かったけれど、この本を書棚に置いておくことで、いろんなことを思い出せて、ワクワクして、心を引き締めて、明日に向かって生きられるような気がする。2023/12/31

さーくる・けー

9
悪い結果を人のせいにせず、できるだけ選手の本来持っている力を出せるようにするのが監督の役割である。こうした栗山英樹の考え方が端的に表れているのが「責任は『取る』ものではなく『果たす』もの」というフレーズである。彼には8年もの長期間、監督を務めている必然性がありますね。 2019/04/06

太郎くん。

6
その数字でチームを勝たせるのが監督の仕事2019/03/30

よみよし

5
人間力こそ最も大事なこと。これは何にでも言えるし、だからこそ当たり前と言えば当たり前なんだけど野球だって人間力が全てで、まさにファイターズはそういうチーム。地元のチームがファイターズでよかったし、監督が終わったらGMにでもなって、栗山さんにはずっとチームにいてほしい。ぶれないとはこういうことなんだなぁ。2019/04/10

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