出版社内容情報
環境問題や新規事業、恋の悩みに至るまで「正解のない難問」に画期的な解が出せる、まったく新しい思考法「バックキャスト思考」。企業の長期的な経営戦略立案に用いられるのはもちろん、国の申請書類などでも「バックキャスト視点で検討し」といった文言が多くみられるようになりました。これは、わたしたちがいま直面している問題の多くが、通常の思考法(フォーキャスト思考=今日を原点として将来を考える思考法)では、解を導き出せないということに、多くのひとが気づき始めているからではないでしょうか。しかし、残念ながら国の組織や国際機関、コンサル会社などでも間違った使われ方が散見されるのが実情です。今、注目を集める「バックキャスト思考」を正しくわかりやすく解説した初めての書、ついに刊行!
内容説明
世界中の人が日本人と同じ生活をすれば、地球が約2個半必要。1つしかない地球で、どうすればみんなが豊かに暮らせるか―前例のない事態に対処するための思考ツール!バックキャスト思考の基礎から、商品開発・地方創生等への応用例まで満載の一冊!
目次
序章 バックキャスト思考のつもりでフォーキャスト思考をしていませんか?
1章 バックキャスト思考の基礎
2章 バックキャスト思考を実践しよう
3章 心豊かな未来を描き、実現のために今できることを考える
4章 自然をヒントに持続可能な解を得るアプローチ「ネイチャー・テクノロジー」
終章 バックキャスト思考でつくる、地域の未来
著者等紹介
石田秀輝[イシダヒデキ]
東北大学名誉教授、合同会社地球村研究室代表社員、星槎大学特任教授、ものつくり生命文明機構理事、ネイチャー・テック研究会代表、アースウォッチ・ジャパン理事、酔庵塾塾長、星槎大学サテライトカレッジin沖永良部島分校長ほか。1953年岡山県生まれ。78年伊奈製陶株式会社(のちINAX=現在はLIXILのブランド名)に入社。取締役(CTO)技術統括部長、取締役研究開発センター長等を経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授を務める。専門は地質・鉱物学を軸とした材料科学、環境科学。2014年春、沖永良部島に移住、ネイチャー・テクノロジーの上位概念である「間抜けの研究」を開始するとともに、酔庵塾生らと持続可能な島つくりの実践活動を続けている。また「ものつくりのパラダイムシフト」を推進するため、国内外で積極的に活動している
古川柳蔵[フルカワリュウゾウ]
東京都市大学環境学部、同大学院環境情報学研究科教授、東北大学客員教授、未来の暮らし創造塾塾長。専門は環境イノベーション。1972年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了後、民間シンクタンクを経て、2005年に東京大学大学院にて博士号取得。2005年から2018年まで東北大学大学院環境科学研究科准教授として環境制約下におけるライフスタイルのイノベーション研究を行い、また主に社会人修士を対象としたSEMSaTコースで環境ビジネスを教える。2018年4月から現職。環境イノベーションプロセス研究、ライフスタイルデザイン、ネイチャー・テクノロジー創出手法、ソリューション創出手法の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アルミの鉄鍋
Kentaro
takkyun1419
Masa
Minyole