国が地域医療を滅ぼす日―迫りくるデュオ・ピークスの脅威

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国が地域医療を滅ぼす日―迫りくるデュオ・ピークスの脅威

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  • サイズ B6判/ページ数 172p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847094309
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0033

出版社内容情報

団塊の世代が75歳以上となり高齢者のピークを迎える2025年、その15年後に死亡者数がピークの166万人に達する2040年。高齢者のピークと死亡者数のピークが重なるデュオ・ピークスを迎えた時、あなたは平穏無事な最期を送ることはできるでしょうか?「私が勤務する金沢市の城北病院には、外来の患者さんが1日400人~500人程度来られます。8割以上は予約の患者さんですが、予約でも外来診察で1時間以上待っていただくことは稀ではありません。また城北病院のベッド稼働率は93%であり、ほぼベッドは埋まった状態です。いつ退院になるかわからない患者さんが多いことからベッド稼働率が93%だと、入院をお断りしなくてはいけない場面もでてきます。また、特別養護老人ホームに入るためには順番について、3年~5年待ちと言われていますが、介護職員の給料が安いために、人材不足となり特別養護老人ホームの部屋は空いているのに、入居することができないといった報道がありました。いったい、現場で何が起こっているのでしょうか? デュオ・ピークスを迎えるにあたり病院でなにが起こっているか? 少しでも知っていただければ幸いです」(本文より)

内容説明

団塊の世代が75歳以上となり高齢者数のピークを迎える2025年。その15年後に死亡者数がピークの166万人に達する2040年。高齢者数のピークと死亡者数のピークが重なるデュオ・ピークスを迎えた時、あなたは平穏無事な最期を送ることはできるでしょうか?

目次

第1章 「デュオ・ピークス」とは何か
第2章 一つ目のピーク「2025年問題」到来の前に守るべきもの
第3章 「相談室日誌~命をまもるトピックス~」より、20の物語
第4章 二つ目のピーク「多死社会」を見つめて
第5章 医療崩壊の現実と「医療費亡国論」の嘘

著者等紹介

大野健次[オオノケンジ]
1959年5月19日福島県喜多方市出身。1985年3月金沢大学医学部卒。4月社団法人石川勤労者医療協会城北病院研修医。1986年4月社団法人石川勤労者医療協会寺井病院研修医。1989年4月~1990年3月国立がんセンター放射線診断部研修医。1990年4月社団法人石川勤労者医療協会城北病院勤務。1993年4月社団法人石川勤労者医療協会健生病院勤務。1995年4月社団法人石川勤労者医療協会城北病院内科部長。2002年12月社団法人石川勤労者医療協会城北診療所所長。2006年1月社団法人石川勤労者医療協会城北病院院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MOKIZAN

18
きっと著者のような方は、私ども庶民にとってのたいへん心強い存在であられるのだろうが、本書はその想いの強さのあまり、直視すべき懸念への切り込みについては文章量が足りず、全体通しての纏まりにも欠いてしまったように感じる。誠に勿体ない。今の人口ピラミッドからして、いずれ多死社会はやむを得ないのだろう、ただその頃この国に「平穏」なんていう環境、存在してくれているのだろうか、その点はあらためて心配になる。2016/06/14

totoroemon

0
城北病院のような病院が増えれば何か変わるかもしれない。2016/11/06

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