出版社内容情報
文枝の名を継ぐ三枝が、師匠に送るレクイエム
個性に溢れる20人もの弟子を育てあげた五代目桂文枝。なぜ、こんなにも大勢の優れた弟子達を輩出できたのか。2012年7月に「文枝」の名を継ぎ、六代桂文枝を襲名する桂三枝は思う。「落語家にとって一番の仕事は弟子を残していくことではないか」。その答えを探るために、三枝は19人の弟弟子に会って、話を聞かなければならなかった。
筆を執った三枝は、19人の弟弟子に対してインタビューを重ね、その語らいを通じて五代目文枝の功績に迫った。三枝が守るべき「文枝」、三枝が作るべき「文枝」とは何か。三枝と19人の弟弟子が、陽気で明るく、朗らかで華やかだった師匠に想いを馳せる。
附録として、五代目文枝に関する資料集を掲載。年譜や口演記録の一覧など、その足跡を詳細に辿れる貴重な資料をまとめた、現在の落語界の礎を築いた「文枝一門」のすべてを記録する落語ファン垂涎の一冊。
●まえがき 桂三枝
●対談
桂きん枝/桂文珍/桂文太/桂小軽/桂文福/桂文喬/桂文也/桂小枝 /桂枝女太/桂枝光/桂あやめ/桂坊枝/桂文昇/桂枝曾丸/桂文華/桂こけ枝/桂文三/桂かい枝/桂阿か枝
●附録
五代目桂文枝 その芸と人
年譜
主な口演記録
文枝一門系図
●あとがき 桂三枝
内容説明
桂三枝が19人の兄弟弟子と語り合う師匠とのオモロい日々。
目次
桂きん枝
桂文太
桂小軽
桂文福
桂文喬
桂文也
桂小枝
桂枝女太
桂枝光
桂あやめ〔ほか〕
著者等紹介
桂三枝[カツラサンシ]
1943年7月16日生まれ、大阪府堺市出身。1966年、関西大学在学中に、桂小文枝(故・五代目桂文枝)に入門。1967年、ラジオの深夜番組に出演し、若者に圧到的な支持を得る。1969年にテレビの司会に抜擢されてから、数々のレギュラー番組を担当。1981年、「創作落語」を定期的に発表するグループ・落語現在派を旗揚げし、現在までに220作以上の作品を発表している。2度の文化庁芸術祭大賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞し、2006年秋には紫綬褒章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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