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内容説明
30年前、笑いの世界を一変させた若者たちがいた。吉本興業の芸人養成所「NSC」の一期生―師匠を持たない初の芸人たちが雑踏の中から這い上がっていく。その姿を一期生の一人が綴った。可笑しく切なく眩い青春自伝小説。
著者等紹介
前田政二[マエダセイジ]
1965年2月23日生まれ、大阪府交野市出身。1982年、吉本総合芸能学校(NSC)に一期生として入学。在学中に漫才コンビ「銀次・政二」を結成し、直後からテレビや舞台で頭角を現す。だが、結成からわずか1年8ヵ月でコンビを解散。ピン芸人として、明石家さんま、島田紳助、桂三枝などの番組で活躍する。その後、明石家さんまグループの一員となり、村上ショージ、Mr.オクレと「何人トリオ(ラブユー貧乏)」を結成。「オレたちひょうきん族」などにレギュラー出演する。トリオ解消後は、タレントとしてドラマやVシネマ、レポーターでも活躍。1996年、放送作家に完全転向し、現在、大阪・東京のNSCで講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜勤中の寺
69
前田政二を御記憶だろうか?。昔『ひょうきん族』や明石家さんまの番組に出ていた「何人トリオ」の一人である(あと二人はMr.オクレと村上ショージ)。かの有名な吉本の養成所・大阪NSCの1期生。つまり同期にはダウンタウン、ジミー大西、内場勝則、ハイヒール、トミーズがいる。そんな1期生の青春記&自伝である。メンバーがメンバーなので面白いに決まっている。自伝の要素と同じくらいにダウンタウンの若き姿に比重が。浜ちゃんは昔から変わっていないが、松ちゃんは昔の方が気さくな雰囲気がする。昭和50年代の大阪の空気が濃い読物。2016/11/03
ぐうぐう
18
青春とは挫折の物語である。NSC一期生の思い出を、ダウンタウンが、またはハイヒールやトミーズが書いていれば、ここまで苦く、青く、せつない物語にはなっていなかっただろう。早くしてコンビを解散し、その後、放送作家へと転身した前田政二という、挫折を体験した人物だからこそ、逆にあの時代が眩く輝くのだ。師匠を持たないノーブランドゆえの苦悩や障壁を、笑いの価値観を共有しているというだけで生まれた仲間との絆で立ち向かい、「売れる」という夢を見て挑む若き芸人の、これは紛れもない青春の物語だ。2013/02/28
KONKON
4
今は放送作家として活躍する前田政二さんが、 NSC1期生としてダウンタウンやハイヒール達と過ごした日々。彼らが時々TVで話すエピソードが出てきて、とても楽しめた。今でも皆さん仲良さそうで、羨ましい !2013/04/30
太陽の塔
4
ごぶごぶで、よく見切れてる浜ちゃんと仲良しの小太りのおっちゃん。NSC第一期生として仲間達と過ごした青春の日々、ダウンタウンの二人ははあまり昔の苦労話とか普段語らないので、いろいろ知ることが出来ておもしろかった。2013/03/18
takj
1
ダウンタウンを中心としたドキュメント 2017/12/21