出版社内容情報
「起立・礼・着席」の号令で始まる授業、「前へならえ」「休め」といった意味不明な号令、もはや作業と化した漢字学習など、いまだ旧態依然とした不毛な“習慣”が残る日本の学校教育。いじめ問題、不登校の児童・生徒の爆発的増加、国連から中止を促す勧告が出ているにも関わらず増え続ける特殊支援学級など、もはや崩壊寸前の公教育の問題点を、その被害者である子どもたちの証言から考える。
著者は、半世紀近く、家庭教師や教育環境設定コンサルタントとして、一対一で子どもとその親に向き合ってきた。その中には、公教育で否定されたり、落ちこぼれたりした子ども、言わば公教育の被害者が多数存在する。
リベラルアーツ、カタカムナ古典音読法など、著者が開発した学習メソッドで能力を開花させた被害者たちが、日本の学校教育の「ヘンタイ性」を告発する。そして、その声をもとに、学校教育のあるべき姿を考える。
内容説明
覚醒した子どもたちは知っている、学校教育が自分たちの可能性を毀損することを!もう、我慢できません!「起立・礼・着席」の号令で始まる授業!?「前へならえ」「休め」って軍隊か!?漢字は10回書けって、そりゃ作業だよ!?子どもたちの口をついて出る「学校ってヘンタイ!」「学校は空気が悪い!」という言葉の正体。
目次
第1章 小中学生の悲痛な叫びに耳を傾けよ(N君の小学生当時の「ヘンタイ」女性教師体験;中学生S君の告発、「私を生贄にクラスをまとめようとした女性教師から逃げた話」 ほか)
第2章 生徒を圧殺する公立小中学校の教育の実態(生徒たちの悲痛な叫びが満ちている;教師の質の劣化 ほか)
第3章 教育の危機を体感する高校生の訴え(時代に合わない教育システムの改革 E君の意見;能動的な教育意欲が生まれる環境が必要 F君の意見 ほか)
第4章 生徒たちの問いかけにどう答える―日本の教育のあるべき姿とは?(生徒の訴え1 敬意を持てない人物を先生と呼び、これに従うのはNO;生徒の訴え2 知力にあまり関係ない漢字学習、ドリル学習といった作業的な宿題を必要以上に課せられるのはNO ほか)
第5章 日本教育の「ヘンタイ」性はもはや罪である―着想する能力を阻害し、言語力を育てない(「着想」の大切さを理解できない;愚民化政策の勝利 ほか)
著者等紹介
松永暢史[マツナガノブフミ]
1957年東京都生まれ。大学受験浪人中より大学在学中そして卒業後、結婚後も個人教授バイト生活47年。自称「化け猫家庭教師」。21歳の時のムンバイ~パリ間自動車旅行の体験により意識変換。単なる成績よりも能力の向上を目指した教育を実践する。教育環境設定コンサルタント。カタカムナ音読法、抽象構成作文法、サイコロ暗算学習法など多数の能力開発メソッドを開発してその効果を実証。教育作家。ブイネット教育相談事務所主宰。「音読道場」指導者養成講座主任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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