内容説明
伝説のネックレスが教えてくれる、運命の赤い糸。〈シンスター〉一族を描く大河ロマンス最新作が到着！
名門シンスター一族で、ただひとり残った適齢期の未婚の令嬢メアリーには、理想の将来像があった。それは、思いどおりに扱うことができる夫を選んで結婚すること。そして、彼女の条件にぴったり当てはまる男性――ランドルフ・カヴァナーに目を留めた。だが彼と話しても進展するどころかときめきすら覚えない。挙句の果てに、ランドルフの兄であり第５代レーブンソン侯爵のライダーに厚かましくも、弟は結婚相手にふさわしくないと警告されてしまう。しかし、彼の真の狙いは弟を守ることではなく、メアリーをしとめることだった。
■〈シンスター〉一族の華麗なるロマンスを描いた大ヒットシリーズの最新作。前作『甘やかな陥落』にも登場していた、シンスター家の結婚適齢期の娘、メアリーが今回のヒロイン。彼女は独立心が旺盛で、理想の結婚生活を送るべく、自分の意のままに動かせるような男性を夫に迎えようと画策します。とはいってもそこはヒストリカル、現代の肉食女子とは違い、意中の男性を落とすのも舞踏会でのもどかしい会話から。メアリーが自分に目を向けてもらおうと必死に会話を模索する様子は、いじましくもかわいいもの。そんなヒロインの魅力に気づくのは、メアリーが手に負えないような経験豊かでモテモテのヒーローです。細やかな心理描写あり、甘いロマンスシーンあり、手に汗握るサスペンスシーンありと、大河ドラマを見るような盛りだくさんの内容を堪能ください！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
8
シンスター一族シリーズ。前作「甘やかな陥落」のエピローグが今作の冒頭になっている！？「こっちに入れた方が良くない！？」たまたま続けて読んで良かった～。ヒロイン・メアリーは自分の言いなりになりそうな夫を物色中。ロックオンしたのがヒーローの弟だった。ヒーローは密かに侯爵夫人にふさわしい花嫁を物色中。ふと気になったのがヒロイン。。。俺様な2人が自分が主導権を握ろうとしつつ恋に落ちていきます。エピローグで一族が沢山出てくるのですが、誰が誰だか分かりませんでした。今からヴィレッジからの前４作を読んでみます。2017/01/12
矢田ふみえ
2
妻を求めていたヒーローと自分の思い通りに動いてくれる夫を求めていたヒロインがであって話が始まるが、途中エロ本みたいになるし、事件は事件で何か本当かしらとおもえる展開だった。二人が、信頼しあう過程はよかったけど。2016/11/12
トイフェル
0
多分3～4回目ぐらいの再読。 今回はお気に入りのシーンを念入りに読み返す感じのサラッと読み。 そして何と言っても、ステファニー・ローレンスと出会った記念すべき本！ この本に出会ったおかげで（所為で？）ステファニー・ローレンスを買い漁る羽目になったのも良い思い出。 色々と買い、また検索した結果、日本ではまだまだ翻訳されてないシリーズ（シンスターシリーズ？）がわんさか残ってるようなので、残りの未翻訳分が発売されるのを切望中。2017/11/09
