出版社内容情報
中国、ロシア、北朝鮮といった民主主義陣営の国家と対立する独愛的な国家に囲まれる日本の安全保障をめぐる状況は、かつてないほどに厳しいものになっている。
そして、日本人が平和だと思っている今この時点でも、この国では目に見えない戦いが進行中だ。情報戦、サイバー戦、政治戦、経済戦、金融戦、外交戦、メディア戦などあらゆる非軍事的手段を駆使した戦い、そして、陸戦、海戦、空戦、宇宙船、サイバー戦、電磁波戦などあらゆる領域を使った戦いである。著者は現代を「全領域戦の時代」と表現している。
この目に見えない戦いの状況と現実に、陸上自衛隊の元・東部方面総監であり安全保障と軍事についての論客である著者が警鐘を鳴らす。
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
内容説明
「目に見えない戦い」は今この時も進行している!新型コロナ禍、携帯電話障害、ATM障害、ランサムウェア攻撃、フェイクニュースの拡散、外国人の不動産購入…、これらはひょっとしたら敵国からの攻撃かもしれない。
目次
第1章 あらゆる領域が戦いの場となる「全領域戦」の時代
第2章 中国の政治戦:統一戦線工作による「静かな侵略」
第3章 突然襲ってくるウイルスと化学兵器との戦い
第4章 サイバー戦:サイバー空間を利用した仁義なき戦い
第5章 情報戦、とくに影響工作の主戦場としてのSNS
第6章 宇宙戦:宇宙の平和利用は甘い、宇宙での戦い
第7章 電磁波戦:みえない領域での危険な戦い
第8章 日本よ、賢くて強靭な国家を目指せ
著者等紹介
渡部悦和[ワタナベヨシカズ]
前・富士通システム統合研究所安全保障研究所長、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェロー、元陸上自衛隊東部方面総監。1978(昭和53)年、東京大学卒業後、陸上自衛隊入隊。その後、外務省安全保障課出向、ドイツ連邦軍指揮幕僚大学留学、函館駐屯地司令、東京地方協力本部長、防衛研究所副所長、陸上幕僚監部装備部長、第2師団長、陸上幕僚副長を経て2011(平成23)年に東部方面総監。2013年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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紅茶.
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