事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック

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事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック

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  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492533680
  • NDC分類 335
  • Cコード C3034

出版社内容情報

新企画、取引先との契約、経営企画…ビジネスマンが「現場で使える」を最重視!法務部員以外のための「逆引き」ハンドブック。

《ビジネス法務の決定版》
こんな本がほしかった!!!
現場のビジネスパーソンが押さえておきたい法律の基本を一冊に凝縮。

「この案件、法的に問題はない?」
上司や経営陣からそう聞かれる機会は多い。
しかし、できることはといえば法務の担当部署に相談するか、インターネットで検索してみるか。
どちらを選んでも、解決のときは意外に遠い。
実は、「法的リスク」は多くのビジネスパーソンの日々の仕事に隣り合う課題なのである。

アイデアはいいのに、法律問題の整理でつまずいてしまう。
ビジネスについての深い知識や経験を持ちながらも、法律知識が追いつかず、スピーディな実行に至らない。

そんな悩みに応えるため、本書では法律書ではじめて、“ビジネスシーンからの「逆引き」式”を採用!
さまざまなビジネスシーンごとに、その状況下での法的リスクをとらえることが可能になる。

●経営戦略のポイントを“戦略のエッセンス”として簡潔に紹介!
●テーマごとのアウトラインを“法務チェックリスト”として利用できる!
●リアルなビジネスに必要不可欠な“法令の条文”がわかる!
●定評ある法律実用書・法律専門書の“リファレンスブック”としても活用できる!

【ビジネスに潜む法的リスクをシーン別に把握】
例1:新規事業の開発
  誰かの知的財産権を侵害していないか? →特許法、商標法
例2:業務の委託
  その対価の定め方に問題はないか? →下請代金支払遅延等防止法
例3:値上げ・値下げ交渉
  不用意なやり方はカルテルとされることも →独占禁止法
例4:プロモーション、ブランディング
  その宣伝、よく書きすぎてはいないか? →景品表示法

《目次》
Chapter1:戦略参謀のための基礎法学
Chapter2:収益改善戦略の法務
Chapter3:コスト削減戦略の法務
Chapter4:M&A戦略の法務

Chapter1:戦略参謀のための基礎法学
《法務に関する基礎知識》
 1-1 法的リスク
 1-2 訴訟リスク
 1-3 株式会社の機関
 1-4 リーガル・リサーチ
《契約に関する基礎知識》
 1-5 契約・契約書
 1-6 契約違反の効果
 1-7 秘密保持契約
 1-8 業務委託契約

Chapter2:収益改善戦略の法務
《販売単価に関する戦略》
 2-1 価格設定
 2-2 有料化・値上げ
 2-3 後払い/割賦払い
《販売量に関する戦略》
 2-4 市場シェア拡大
 2-5 ブランディング
 2-6 販売プロモーション
 2-7 流通チャネルの拡大
 2-8 新規事業開発

Chapter3:コスト削減戦略の法務
《各コスト費目共通の打ち手》
 3-1 ボリュームディスカウント
 3-2 ベンチマーキング
 3-3 中間流通等の省略(中抜き)
《各コスト費目特有の打ち手》
 3-4 人件費削減?@(賃金削減)
 3-5 人件費削減?A(ストック・オプション)
 3-6 人件費削減?B(人員削減)
 3-7 不動産賃料削減

Chapter4:M&A戦略の法務
《M&Aのプロセス》
 4-1 総論─M&Aプロセスと法務
 4-2 プロセス?@─準備
 4-3 プロセス?A─交渉
 4-4 プロセス?B─実行
 4-5 プロセス?C─運営
《M&Aのスキーム》
 4-6 M&Aのスキーム
 4-7 スキーム?@─提携・合弁
 4-8 スキーム?A─事業の取得
 4-9 スキーム?B─株式の取得
 4-10 スキーム?C─会社の取得

【著者紹介】
塩野 誠(シオノ マコト)
経営共創基盤(IGPI) 取締役マネージングディレクター/パートナー IGPIシンガポール CEO
シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、ライブドア証券(取締役副社長)等を経て現職。経営共創基盤では国内外の大企業、ベンチャー企業、政府機関の戦略立案・実行、M&Aアドバイザリー、事業提携、組織ガバナンス設計、企業再生、危機管理に従事。大学や企業でM&A実務や交渉学の講師も務める。
人工知能学会倫理委員会委員、政府系実証事業採択審査委員会等の委員を多く務める。
慶應義塾大学法学部卒、ワシントン大学ロースクール法学修士(LLM)
著書に『リアルスタートアップ――若者のための戦略的キャリアと起業の技術』
『世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか?』等がある。

内容説明

経営戦略のポイントを“戦略のエッセンス”として簡潔に紹介!テーマごとのアウトラインを“法務チェックリスト”として利用できる!リアルなビジネスに必要不可欠な“法令の条文”がわかる!定評ある法律実用書・法律専門書の“レファレンスブック”としても活用できる!

目次

1 戦略参謀のための基礎法学(法務に関する基礎知識;契約に関する基礎知識)
2 収益改善戦略の法務(販売単価に関する戦略;販売量に関する戦略;新規事業開発に関する戦略)
3 コスト削減戦略の法務(各コスト費目共通の打ち手;各コスト費目特有の打ち手)
4 M&A戦略の法務(M&Aのプロセス;M&Aのスキーム)

著者等紹介

塩野誠[シオノマコト]
経営共創基盤(IGPI)取締役マネージングディレクター/パートナー。IGPIシンガポールCEO。シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス証券、ベイン&カンパニー、ライブドア証券(取締役副社長)等を経て現職。経営共創基盤では国内外の大企業、ベンチャー企業、政府機関の戦略立案・実行、M&Aアドバイザリー、事業提携、組織ガバナンス設計、企業再生、危機管理に従事。大学や企業でM&A実務や交渉学の講師も務める。人工知能学会倫理委員会委員、政府系実証事業採択審査委員会等の委員を多く務める

宮下和昌[ミヤシタカズマサ]
弁護士・経営共創基盤(IGPI)カウンセル。ソフトバンクにおいて、持株会社及び戦略事業子会社の法務部門を兼務し、事業提携・M&A、戦略シナリオの策定、訴訟対応、新規事業開発、レギュラトリ、契約審査等の各種業務に従事。IGPI参画後は、戦略コンサルタントとして、ベンチャー企業の業務改善から大手企業の海外進出まで幅広い分野において、事業・法務横断的なアドバイザリーサービスを提供。慶應義塾大学総合政策学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

9
企業法務のいわゆる王道の部分をおさえるマニュアルとして有用。個々の企業活動事例から逆引きして裏付けとなる法的理論を解説していく方法は読者の理解を助ける。少し高価だけど、使いこなせば応分の見返りがある一冊。記載もシンプルだが必要十分に厚く、収録されている事例ならばこれを見て初心者でも対応できるのではと思う。昔のように先輩・上司が手取り足取り教えてくれて、その伝承の中で理論と実務を身に着ける職場環境が遠くなった今はこういう書籍がその代わりにもなるだろう。法務の書籍も自分が新人の頃と変わったなあと思う。2015/09/15

ちくわ

3
ビジネスを遂行する上では避けて通ることのできない「法的リスク」というもの。そのような「法的リスク」を「事業戦略軸」で整理・分析したのが本書である。実務を遂行する上では、単なる机上の知識だけでは対応できないので、このような整理・分析は非常に実践的だと感じる。また、「事業担当者」を名宛人としたタイトルではあるものの、「法務担当者」もその対象範囲に含めても良いと思う。惜しむらくは発売から5年経過しており、その後の法改正等がフォローされていない点。改訂を期待したい。名著だと思う。2020/02/20

すべから

3
法律からではなく場面からスタートし、中身も全然難解ではないので、体系的な法律書が苦手な人にもおすすめできる。ここから始めて、深掘りする足掛かりにもなる。良い。2019/10/14

ただの人間

1
【7回】自分にとっての専門分野である法に関していえば、ずいぶん大胆にまとめるなぁ、という印象を受けた箇所もあったが、収益やコストといった切り口から、法とビジネスのコードをつないでいたので、どちらかだけに多く触れてきた人間にとっては他方の理解を深めるよいきっかけとなるのではないか。ブックガイドとしても有益2018/11/10

Ryosuke.S

0
法律の内容から入るのではなく、ビジネスで起こりうる場面から入るためわかりやすい。 2021/01/05

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