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出版社内容情報
「体育会系」と聞くと、熱い心を持った爽やかな青年が
多くいる一方、組織になると近年世間を騒がせている
パワハラ問題に見られるように、
・権力者に忖度する
・現在の体制を疑わない
・異質な者を排除したがる
・事なかれ主義に陥りやすい
といった特徴を持ってしまうことが少なくありません。
本書は、企業がこぞって欲しがる人材でありながら、権力を持つと高圧的な態度を取りがちな
「体育会系」という存在の正体に迫り、正しい付き合い方を提案します。
内容説明
熱さ、爽やかさの陰にある腐敗の構造。昭和的化石人間に潰されない方法。
目次
第1章 なぜ体育会系の魅力に取り憑かれるのか?
第2章 さまざまな問題が明るみに出た体育会系組織
第3章 体育会系のイメージと実態
第4章 なぜ体育会系組織は病んでしまうのか?
第5章 体育会系に象徴される日本的組織の病巣
第6章 体育会系組織とのうまい付き合い方
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955(昭和30)年東京都生まれ。心理学博士。東京大学教育心理学科卒業。東芝勤務後、東京都立大学大学院へ。大阪大学大学院助教授等を経てMP人間科学研究所代表。心理学をもとにした教育講演・企業研修を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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eco
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現実世界やドラマなどの色々なエピソードを具体的に盛り込んでいて、それ自体知らなかったものは新しい知識を得られてたのしかった。行きすぎた体育会系→パワハラ・モラハラ・いじめレベルまでいっている人たちの話が多く…そこまでは求めず、一般的な「体育会系」タイプの人への対処法を知りたくて読み始めたので、少し求めてたのと違ったけど、これ自体はおもしろかった。2024/02/18
やす
0
体育会系上司も悪くないと思う2021/09/28
Masaki Sato
0
あんまり目新しい記述はなかった。自分の軸をもって会社以外の居場所を作って、会社の甘え構造に寄りかからない。2020/09/18
Naomi
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「昭和的化石人間」という帯から想像するものと内容が違っていた。むしろ、自分が上司の立場だったらやっぱり体育会系の方が使いやすいかも、と思ってしまった。2020/08/29
Go Extreme
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スポーツ観戦:代理満足 自己呈示・印象操作:取り入り・自己宣伝・示範・哀願 自分のため<自分を越えた何ものかのため 自己実現≠自己へのとらわれ フランクル:自己実現<自己超越=自分とは違う何か・誰かに向かって存在 自己超越の姿勢→自己実現への道 低い認知的複雑性→敵or味方、良いor嫌な奴 属人思考:人の認知処理比重が重い 欲求不満―攻撃仮説 集団凝集性:魅力・一体性・チームワーク 欧米:自己中心 日本:間柄 察し:保身的な上司にとり便利 山本七平:空気を相手に議論できず・逆らえず 報連相=間柄を良好に2020/03/22