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出版社内容情報
2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」が深くわかる、楽しめる!
新しい視点で読み解く紫式部の人生と『源氏物語』
内容説明
『源氏物語』、そして作者の紫式部には、ずいぶんと謎めいたところがあります。『源氏物語』は、紫式部が「光」に「自分の思い」を託した、広い意味での「私小説」のようにも感じられます。おそらく紫式部には彼女なりの「言い分」もあったにちがいありません。まぁひとつ、それを彼女にじっくり聞いてみようではありませんか。
目次
第1章 紫式部の生い立ちと少女時代
第2章 越前へ
第3章 宣孝との恋愛と結婚
第4章 暗く寂しい寡婦暮らし
第5章 初出仕、女房となる
第6章 藤原道長は「ソウルメイト」
第7章 『源氏物語』を「私小説」として読む1
第8章 『源氏物語』を「私小説」として読む2
第9章 ライバルたち―清少納言と和泉式部
終章 「雲隠」を地で行った紫式部
著者等紹介
岳真也[ガクシンヤ]
1947年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。2012年歴史時代作家クラブ賞実績功労賞、2021年『翔wing spread』(牧野出版)で第1回加賀乙彦推奨特別文学賞を受賞。日本文藝家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
10
【図書館本】紫式部の一生について、わかりやすい文章でした。2024/04/01
NGtrtR
0
名前しか知らなかったのでなかなか面白かった。最古の長編恋愛小説とのことで、いろいろな解釈もできて訳者によってどう面白くもできる内容なだけに、有名どころの源氏物語を読んでみたくなった。2024/04/05
Gaudi
0
大河ドラマも脚本家によって、歴史はどうにでもなるものですね。 道長との関係、清少納言との出会いなど、さまざまにドラマ仕立てとするのでしょう。 それにしても、登場人物名がなんとならんか。2024/03/13
風鈴
0
光る君が放送され学生時代に教科書に載っていた程度の知識しかなかった源氏物語だった。映画や舞台では何度か観ていたが。特に六条御息所の怨念が取り憑く場面は強烈な記憶がある。源氏が花の香に吸い寄せられるようにフラフラするのはやはり腹立たしい。時代文化が違うから仕方ないが。紫式部と清少納言の批判の応酬小気味よい。自由に生きた和泉式部格好いいな。紫式部の娘が宮中でしたたかに生き抜いたと初めて知った。少し知識を得てドラマこれからも見ていこう。 2024/02/21