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ワニブックスPLUS新書
辞世のうた―先人たちが残した魂のメッセージ

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  • サイズ B40判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784847061448
  • NDC分類 911.104
  • Cコード C0295

出版社内容情報

死に際して和歌、俳句などの「うた」を残すという、日本の文化。時空を超えて鼓動する先人たちの遺言には、その生きざま、祈り、むくもり、志、優しさが込められている。今を生きる私たちが、幾度も思い返すべきものがそこにはある。「辞世のうた」は後世に託された先人たちからの贈りものなのだ。気鋭の歌人が100首を超える辞世のうたとそこに込められた思い、その生きざまを解説する。

第一章 生き方を貫いて 伊達政宗、菅原道真、坂本竜馬、吉田松陰など 
第二章 戦いの果てに 織田信長、源実朝、石田三成、上杉謙信、栗林忠道など 
第三章 自分と向き合いながら 水戸光圀、金田一京助、貝原益軒、在原業平、一休宗純など 
第四章 表現者たちの最後の楽章 近松門左衛門、和泉式部、柳原白蓮、葛飾北斎、小林一茶など 
第五章 平和な世の到来を願って 毛利元就、良寛、和宮、二宮尊徳、西郷隆盛など

内容説明

「死にざま」こそが「生きざま」だ!この国の先人たちは、わずか三十一文字に魂を込めた。「辞世のうた」は先人たちが未来に残した「究極のタイムカプセル」だ!

目次

第1章 「生きかたを貫いて」(伊達政宗;坂本龍馬 ほか)
第2章 「戦いの果てに」(豊臣秀吉;源実朝 ほか)
第3章 「自分と向き合いながら」(水戸光圀;金田一京助 ほか)
第4章 「表現者たちの最期の楽章」(近松門左衛門;歌川広重 ほか)
第5章 「平和な世の到来を願って」(毛利元就;良寛 ほか)

著者等紹介

田中章義[タナカアキヨシ]
歌人。1970年、静岡県生まれ。慶應義塾大学1年生の時に角川短歌賞を受賞。その後、短歌にとどまらず、テレビ・ラジオ出演、絵本、紀行文、人物ルポルタージュの執筆、ミュージシャンヘの作詞提供など幅広く活躍。元国連WAFUNIF親善大使。現在、國學院大學で教鞭をとる他、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡県立博物館)客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sui

4
日本人としての考え方、アイデンティティを学ぶために読む。 平安時代から第二次世界大戦までの日本人59人の中、特に感銘を受けたのは、米軍が5日で陥落できるとした硫黄島を、1ヶ月以上死守した栗林 忠道。 現地から家族にあてた、「家に帰って、お母さんとたこちゃんを連れて町を歩いている夢などを時々見ます。(中略)たこちゃん。お父さんはたこちゃんが大きくなって、お母さんの力になれる人になることばかりを思っています。」という手紙では涙が出た。 志半ばで死んでしまった先人の想いを心に留めて、日々を過ごしたい。2019/05/19

148cm

1
魂に響く辞世のうたが、いくつも。 胸に刻みたい。2020/06/21

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