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出版社内容情報
ここ数年、バブル崩壊、経済危機を囁かれながらも、日本における中国人観光客の“爆買い”、AIIB・アジアインフラ銀行の創設など、世界第2位のGDPを誇る中国の経済的躍進は今だに続いているかのように見える。しかし、その足元では、経済成長率の続落、とてつもなき貧富の格差、富裕層の資産の海外流出、空室だらけ・工事中止のビル群……。中国経済の深刻な失速はハードランディングに向かって止まることはない。 中国からアメリカに亡命した経済ジャーナリストが、中国経済の実態、そして真実を明らかにし、チャイナ・クライシスが世界経済に、そして日本にどのような影響を及ぼすのかを徹底解説する。 x
内容説明
GDP世界第2位の超大国・中国の経済、政治、社会は、今後どう変容してゆき、わが国・日本と世界にいかなる影響を与えるのか?アメリカに亡命した中国人経済学者夫妻が、“紅いエリート”層の不正蓄財、一時は「世界の工場」ともてはやされた製造業の没落原因、海外で“爆買い”する超富裕層と超貧困層しかいないデタラメな格差社会、統制経済下での不動産や株式市場における明らかな詐欺行為など“欺瞞に満ちた中国の暗部”を多面的に分析。壊滅寸前の中国に、我々はどう対処すべきか?
目次
序文 はじめに
第1章 富と権力の継承
第2章 中国モデル―共産党資本主義
第3章 トロイカの失墜
第4章 中国経済はなぜポンジ成長に陥ったのか
第5章 収奪型経済下の社会紛争と治安維持
結語 脱グローバル化の世界情勢における中国
著者等紹介
何清漣[カセイレン]
1956年、湖南省邵陽市生まれ。上海復旦大学で経済学修士号を取得。深〓法制報で記者生活を送り、中国社会科学院の特約研究員。政治経済学の視点から共産党統治の構造的病弊と腐敗の根源を暴く言論を貫き、01年に米国へ脱出。現在はボイス・オブ・アメリカのコラムニストとして精力的に発言を継続している
程暁農[テイギョウノウ]
1952年、上海市生まれ。中国経済体制改革研究所の総合研究室元主任。独仏に留学後、米プリンストン大学博士。『当代中国研究』誌編集長を務めた後、現在は同大の当代中国研究センターCEO。気鋭の経済社会学者として中国の現状に批判的分析のメスを振るっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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