- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > ワニブックスPLUS新書
内容説明
糖尿病の治療に朗報がもたらされた。2014年1月に、魔法の新薬「SGLT2阻害剤」が厚労省から承認され、4月から順次、6製品が発売されることになったのだ。この新薬は、糖尿病に関係のある膵臓に働きかける今までの薬剤と違い、腎臓から体内に再吸収される「糖」を、外に出してしまう(糖の再吸収を阻害する)という画期的なアプローチで血糖値を下げ、体重減少効果も期待されている。新薬に詳しい都内屈指の糖尿病クリニックの院長が、糖尿病治療がどう変わっていくかを徹底解説。
目次
第1章 腎臓、胃、腸管をターゲットにした糖尿病治療の新発想
第2章 SGLT2阻害剤は、なぜ「魔法の新薬」といわれるのか
第3章 もっとよく知るためのSGLT2阻害剤Q&A
第4章 1週間に1回の注射も登場した「夢の新薬」インクレチン療法
第5章 食欲を低下させ体重の減る治療薬―メトホルミン
第6章 低血糖を起こさず心筋梗塞の予防にもなる治療薬―αグルコシダーゼ阻害剤
第7章 体重は増えるが安心なインスリン抵抗性改善薬―ピオグリタゾン
第8章 脂を便中に捨てて、やせることができる治療薬―膵リパーゼ阻害剤
第9章 多少の低血糖は覚悟してでも、少しは必要なSU剤の作用
第10章 新薬で治療はこう変わる。患者たちの「未来予想図」
第11章 予備軍(境界型糖尿病患者)のための「発症予防外来」の創設は実現可能か
著者等紹介
鈴木吉彦[スズキヨシヒコ]
糖尿病専門医。HDCアトラスクリニック院長。日本医科大学客員教授。山形県生まれ。1983年、慶應義塾大学医学部卒業後、東京都済生会中央病院内科勤務。その後、東京女子医科大学糖尿病センターで研修、国立栄養研究所客員研究員などを経て、2010年より現職。専門は糖尿病の食事療法、神経障害、インクレチン療法、インスリン療法、血糖自己測定、患者教育と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Reee
AI
チョイローモンゴル
Bon