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内容説明
建国以来初の自前資源、メタンハイドレート。日本国民の多くが期待を寄せるこの資源の、魚群探知機を使う安価にして確実な探査方法で日本の特許と諸国(アメリカ、オーストラリア、ロシア、中国、韓国)の特許を持つ青山千春博士。そして、彼女はその特許の使用料を1円たりとも取らない。祖国のための特許であり、自らの利益のための特許ではないのだ。メタンハイドレート調査・研究のキーパーソンであり、国士でもある博士は、同時に青山繁晴氏の配偶者であり、二人の息子の母でもある。船乗りを志し、門前払いの大学の中から、かすかに開いていた東京水産大学の門をこじ開けるなど、この国にある性、年齢などの様々な差別や障害としなやかに、そしてしたたかに戦ってきた彼女のピュアな道行は、やがてメタンハイドレートとの出会いにつながり、世の女性たちと祖国に勇気と元気をもたらす。
目次
第1章 青山繁晴との出逢い
第2章 両親は音楽家
第3章 謎解き大好き
第4章 自分の夢をあきらめないお母さん
第5章 海と女とメタンハイドレート
陸と男とニッポン航海記(青山繁晴)
著者等紹介
青山千春[アオヤマチハル]
1978(昭和53)年、東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業(結婚後12年間育児に専任)。1997(平成9)年、東京水産大学大学院博士課程修了(水産学)。アジア航測株式会社総合研究所、株式会社三洋テクノマリンを経て、株式会社独立総合研究所取締役・自然科学部長
青山繁晴[アオヤマシゲハル]
1952(昭和27)年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部中退。早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社の記者、三菱総合研究所の研究員を経て、株式会社独立総合研究所を創立。現在、代表取締役社長・兼・首席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
ひろき@巨人の肩
姉勤
Kentaro
0717