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出版社内容情報
2011年、生誕100年を迎える”ゴジラの父”故・本多猪四郎監督が、生前に唯一残したファン垂涎のインタビュー集を復刻。昭和29年(1954)の『ゴジラ』に始まり、特撮の円谷英二とタッグを組んで、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラなどの怪獣映画の名優たちを次々に生み出し、世界中のファンを熱狂させた映画製作の裏側、当時の冷戦下での核への恐怖と怪獣映画の関わり、生涯の盟友・黒澤明監督との60年に亘る友情などを語り、怪獣映画ファン、映画ファンだけでなく、昭和の文化史に興味ある人たちにも示唆するものの多い一冊です。
内容説明
巨大な破壊兵器としてのゴジラ、ラドン、キングギドラなどの怪獣たちに、昭和の観客は経済繁栄に走りはじめた日本への警告を、エンターテイメントに留まらないメッセージを感受した。それは監督・本多猪四郎の永い戦争体験、それでも失われることのなかったヒューマニズムへの、人間へのぎりぎりの信頼、映画人としての理想と誇りがなさせるものだった。常に映画と共にあり、映画を愛した一人の日本人の真率な記録。
目次
第1部 わが映画人生(映画との出会い;映画界へ;『ゴジラ』;特撮映画のエースへ;怪獣映画の量産;現場への意欲)
第2部 映画への思い(青春の撮影所;戦争体験;特撮映画について;映画の現場)
著者等紹介
本多猪四郎[ホンダイシロウ]
1911(明治44)年山形県生まれ。33(昭和8)年日大芸術学部卒。前年の32年、P.C.L.(のちの東宝)に助監督として入社。戦時中は軍隊生活を永く経験。復員後、51年『青い真珠』で劇映画初監督。特技監督円谷英二と組み54年『ゴジラ』、57年『地球防衛軍』、61年『モスラ』、65年『怪獣大戦争』などを監督して怪獣映画ブームの立役者となる。黒澤明監督とは助監督時代からの親友で、『野良犬』では助監督を務め、『影武者』では監督部チーフ、『乱』『夢』『まあだだよ』等では演出補佐の肩書きで黒澤監督を援けた。93(平成5)年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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