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内容説明
ドストエフスキーのシベリア流刑、チェーホフのサハリン紀行と日本人の抑留体験をつなぐ極北文学論の試み。
目次
1 日本人シベリア抑留者手記をドストエフスキー的に読む
2 理想の社会主義なんてあるものか、と「地下室」の思想をドストエフスキーは書く
3 革命のためには陰謀や密告もゆるされるのか、とドストエフスキーは問う
4 「最もよき人びとは帰って来なかった」からの詩と絵画を読む、見る
5 プロレタリア作家、黒島傳治のシベリア「反戦文学」を点検する
6 チェーホフの「サハリン」行きと「退屈」について考える
7 ソルジェニーツィンのラーゲリ告発文学にソ連の弔鐘を聞く
8 シベリア帰還者、高杉一郎の仕事―エロシェンコからクロポトキンへの振幅を測る
著者等紹介
中西昭雄[ナカニシテルオ]
1941年東京生まれ。京都大学文学部卒。65年、朝日新聞社に入社し、「アサヒグラフ」「週刊朝日」「アサヒカメラ」編集部などに勤務。80年退社。月刊誌「ペンギン・クエスチョン」(現代企画室)を編集。85年、編集工房「寒灯舎」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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