内容説明
化学物質過敏症はどのような病気か?シックハウス症候群はどのような病気か?化学物質過敏症の診断基準はどのようになっているのか?初診時に可能であれば実施して欲しい原因物質検索のための検査は?医療機関を受診する際の心構えにはどのようなことがあるのか?現時点で効果が認められている治療にはどのようなものがあるのか?患者さんから診断書や意見書を依頼された時はどう対処したら良いか?日本でも100万人はいるとされる患者への理解を深め、適確な診断と治療ができるように、専門医が具体的なアドバイス。
目次
1 化学物質過敏症、シックハウス症候群とは
2 化学物質過敏症、シックハウス症候群の診断は
3 各科の対応―内科一般、アレルギー科、精神科・心療内科、整形外科、歯科
4 患者さんへの助言と、療養指導について
5 診断書や意見書について
6 資料
著者等紹介
水城まさみ[ミズキマサミ]
1948年東京生まれ。1974年岩手医科大学を卒業し、同大の第三内科に入局。1981年大分医科大学(現:大分大学)呼吸器内科に入局。2002年より国立病院機構盛岡病院(現:盛岡医療センター)呼吸器内科・アレルギー科医師、2003年より副院長、2016年より呼吸器内科専任部長。2018年退職。医学博士。日本アレルギー学会(専門医、指導医、功労会員)、日本臨床環境医学会(顧問、環境過敏症分科会副代表)
小倉英郎[オグラヒデオ]
1946年岡山県生まれ。1970年岡山大学医学部卒業。同大学小児科学教室入局。1980年高知医科大学小児科助手。同大学講師、助教授。1988年国立療養所東高知病院副院長。1994年同病院院長。2000年国立高知病院副院長(同年、国立高知病院と東高知病院が統合)。2014年医療法人高幡会大西病院院長。医学博士。小児科専門医、日本アレルギー学会指導医、日本臨床環境医学会会員、室内環境学会会員、高知大学医学部臨床教授。専門は食物アレルギー、化学物質過敏症
乳井美和子[ニュウイミワコ]
1981年東京都生まれ。管理栄養士。卒業後は、食品会社に勤務。2009年にそよ風クリニック
宮田幹夫[ミヤタミキオ]
1936年愛知県生まれ。1965年名古屋市立大学医学部医学研究科修了。1988年北里大学医学部臨床研究教授。1999年北里大学研究所病院臨床医学センター部長。2001年北里大学退職。現在、そよ風クリニック院長、北里大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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