内容説明
福島第一原発事故は謎が多い。解明されていない問題点が多々ある。本当に水素爆発だったのか?放射能汚染の拡散は実際どうだったのか?水源は安全か?二次汚染は?また福島原発に労働者として潜入、驚くべき内部の実態を告発する。原発推進派とも反原発派とも異なる事実の報告!
目次
第1章 解明されていない問題点(原発の電気は東京に送られているのか;水素爆発だったのか;黒煙は何だったのか ほか)
第2章 福島第一原子力発電所の二次汚染(放射能の長期汚染の計算;方法;結果 ほか)
第3章 潜入取材で分かった実態(こちら双葉郡福島第一原発作業所第1回(二〇一二年八月六日)
こちら双葉郡福島第一原発作業所第2回(二〇一二年八月十三日)
こちら双葉郡福島第一原発作業所第3回(二〇一二年八月二十七日) ほか)
著者等紹介
小川進[オガワススム]
長崎大学大学院元教授(工学博士、農学博士)
桐島瞬[キリシマシュン]
週刊朝日、アエラ、週刊プレイボーイ、フライデー、女性自身などの週刊誌を中心に活動するジャーナリスト。主な取材テーマは、原発、エネルギー、災害、沖縄など。福島第一原子力発電所の事故後には収束作業員として働き、原発内部の様子を克明に報告した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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後藤良平
1
再読。書名と違い、読んでも私の疑問は解けない。福島第一の電気は東京では使われていなかった、水素爆発ではなく爆鳴気爆発だった、という点は説明を再度読んでも良く理解できない。水源地の汚染については、福一の爆発後、あまり報道を聞いた記憶がないが、この本では広島、長崎の癌の発生率が高く、原爆による水源地の放射能汚染の影響について書いている。福島の現在の水源地汚染は大丈夫なのだろうか?地下水による簡易水道なども使われているはず。原発作業員の実態は読めば読むほど悲しくなる。なんとか変えねば。年間No.38城東図書館2023/04/03
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