出版社内容情報
パーティー会場で不可解な毒殺事件が発生。誰が、何故、どうやって被害者に“毒入りシャンパンを飲ませた”のか? 容疑者は十一人。名探偵ネロ・ウルフが真相究明に挑む。――最後にウルフが容疑者を一堂に集めて事件の流れを再現する場面は、まさに黄金期の謎解きのクライマックスそのものだ。(「訳者あとがき」より)
内容説明
パーティー会場で不可解な毒殺事件が発生。誰が、何故、どうやって被害者に“毒入りシャンパンを飲ませた”のか?容疑者は11人。名探偵ネロ・ウルフが真相究明に挑む。
著者等紹介
スタウト,レックス[スタウト,レックス] [Stout,Rex]
本名レックス・トッドハンター・スタウト。1886年、アメリカ、インディアナ州ノーブルズヴィル生まれ。数多くの職を経て専業作家となり、1958年にはアメリカ探偵作家クラブの会長を務めた。59年にアメリカ探偵作家クラブ巨匠賞、69年には英国推理作家協会シルバー・ダガー賞を受賞している。1975年死去
渕上痩平[フチガミソウヘイ]
英米文学翻訳家。海外ミステリ研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翠埜もぐら
15
ドイル・クリスティ・セイヤーズと割と古めの作品が好きな私が、なぜがスタウトのウルフシリーズが大好きなわりに違和感があった理由が訳者あとがきでやっと納得できました。「スタウトの作品はプロット・謎解きよりも登場人物のテンポの良い会話や、犯人の犯行に至るまでの心理に重点を置いている。」たしかにその通り。頭が固いので推理小説は皆謎解きがメインと思い込んでいました。改めて楽しみ方が違うことに今頃気づいて大きい収穫でした。(今更だぁ)2025/09/25
星落秋風五丈原
15
パーティに代わりに行ってほしいといわれたアーチーが事件に巻き込まれる。「警察と同じこと聞かれてる」と言われるウルフ。2025/05/05
りふりヴ
6
トリックに目を見張るものはないし犯人の意外性も特にないがお馴染みのキャラクター達で読ませる 解説にもあるがホワイダニットの源流と考えれば納得 事前の情報からとある人物の自殺に注意していたのにも関わらず目の前で死亡した事により探偵としてのプライドを傷付けられたグッドウィンが殺人説に固執し、挙句の果てに金の為に依頼人を作り出しているのではなんて詰られたりするのは面白い2025/03/02
冬薔薇
4
久しぶりのスタウト新作、といっても1958年作だが。アーチーが身代わりで出席したパーティで招待客の女性が毒入りシャンパンを飲んで死亡した。自殺で解決しそうになるが? 相変わらずウルフとアーチーのキャラで読ませる。アーチーとグランサムハウスのアーウィン夫人との会話が面白い。2025/02/13
ヨッシー
3
新刊16冊目 評価★★★★☆2025/07/28
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- 和書
- あっ!みーつけたっ!!