出版社内容情報
花形記者の辞表に隠された真実を追え!ーー密命を帯びた主人公が目にした政界汚職事件の全貌。将来の幹部候補と目された地方紙の社会部キャップ・岡部が突然退職する。理由を探るよう命を受けた花村を待つ激動の日々。元新聞記者が問う〈記者の誇り〉とは?
内容説明
ネット全盛の時代に斜陽産業と化した新聞業界。中でも地方紙は凋落の一途を辿っていた。将来の幹部候補と目された社会部キャップ・岡部の退職理由を探るように言われたサブキャップの花村は、一枚の絵葉書をもらう―。四半世紀の記者経験を有する著者が心血を注ぎ込んで描く“記者の誇り”とは?
著者等紹介
豊田旅雉[トヨダリョチ]
1973年、千葉市生まれ。明治大学文学部日本文学科卒業。元新聞記者。2023年に処女作『猿たちの法廷』(つむぎ書房)でデビュー。同年中に「第2回論創ミステリ大賞」、「第13回金魚屋新人賞(辻原登奨励小説賞・文学金魚奨励賞)」で最終候補に選出されたほか、『熱鷹―内陸空港の功罪―』(同)で「第2回らくむぎ出版コンテスト」の優秀賞を受賞。新千葉タイムスで「新進気鋭の作家エッセイ」連載。台湾・桃園市立図書館より感謝状(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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