出版社内容情報
闇夜に襲撃されるアーミテージ。凶弾に倒れるチェンバーズ。警官殺しも厭わない恐るべき“善人”が研ぎ澄まされた牙を剥く! 上司のチェヴィオット・バーマン警部も登場する警察小説の傑作、原書刊行から59年ぶりの初邦訳。
内容説明
闇夜に襲撃されるアーミテージ。凶弾に倒れるチェンバーズ。警官殺しも厭わない恐るべき“善人”が研ぎ澄まされた牙を剥く!ダイヤモンド強盗事件を捜査するアーミテージ巡査部長は大胆な潜入捜査を決行。捨て身の捜査によって暴かれた意外な真犯人の正体とは…。
著者等紹介
コッブ,ベルトン[コッブ,ベルトン] [Cobb,Belton]
本名ジェフリー・ベルトン・コッブ。1892年、英国ケント州生まれ。ロンドンのロングマン出版社の営業ディレクターとして働くかたわら、諷刺雑誌への寄稿で健筆をふるい、特にユーモア雑誌『パンチ』では常連寄稿家として軽快な作品を多数執筆した。長編ミステリのほか、警察関連のノンフィクションでも手腕を発揮している。1971年死去
菱山美穂[ヒシヤマミホ]
英米文学翻訳者。別名義による邦訳書もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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maja
20
冒頭から全開するアーミテージ巡査部長とバーマン警部とのやりとり。「善意の代賞」で引っかかって、改めてユーモアを味わうことになった警察小説。コッブって面白い。ピントのずれるアーミテージ巡査部長、どこか飛んでる婚約者キティー、どこまでもマイペースなバーマン警部など面々が楽しくて笑える。アンクルトリスのようなイラストの表紙だったら似合いそう。本作ではキティーの向こうを張って潜入捜査を試みるアーミテージ巡査部長。それにしてもジョークなような表紙。 2024/06/13
どりーむとら 本を読むことでよりよく生きたい
14
主人公のアミテージと、ミスターるダルとの話の掛け合いが面白かった。犯人は早くから見当はついていたが、アミテージと登場人物との掛け合いがとても面白かった。キャロラインとの関係も面白かった。誘っている感じがとてもよく出ていた。また、題名の「善人は2度だます」というのだが、一つは、上司であるパーマンだと考えるが、もう一つは下宿先の ルダル一家だろうかそれとも。逮捕した犯人だろうか、二度ぐらいではなく結港だましているようには感じた。最後に婚約者はいい子だね、コナン君の灰原哀さんみたい。2024/08/16
ヨッシー
2
新刊18冊目2024/06/13