出版社内容情報
〈別役ワールド〉入門書!
別役 実 初期評論集の増補復刊!
安部公房の戯曲「友達」を批評した「演劇における言語機能について」(『季刊評論』)を中軸にすえ、〈不条理劇〉を展開した劇作家の1970 年前後の論巧をまとめた。
内容説明
別役実、初期評論集の増補復刊!安部公房の戯曲「友達」を批評した「演劇における言語機能について」(『季刊評論』)を中軸にすえ、“不条理劇”を展開した劇作家の1970年前後の論巧をまとめた“別役ワールド”入門書!
目次
1 言葉・その表情と構造(犯罪の構造;ハニカミの構造 ほか)
2 演劇とその文体(演劇における言語機能について―安部公房“友達”より;前衛劇は奇形にすぎぬか ほか)
3 創作雑感(盲が象を見る;赤い鳥の居る風景―「ヒロシマ」との関係を探るために ほか)
4 増補(三好十郎論;『別役実戯曲集 マッチ売りの少女/象』それからその次へ(あとがきにかえて) ほか)
著者等紹介
別役実[ベツヤクミノル]
1937年、旧満州生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。東京土建一般労組書記を経て、1967年、劇作家になる。岸田國士戯曲賞、紀伊國屋演劇賞、鶴屋南北戯曲賞、朝日賞など受賞多数。2020年3月3日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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