出版社内容情報
DNAの採取・分析方法、データベース化と国際的データ交換システムがどのように進められてきたかを解説。日本の現状も収録。
内容説明
DNAの採取・分析方法を具体的な事件のエピソードをおりまぜながら紹介。さらに、英国・米国・フランスなどでDNA鑑定結果を保存するデータベースの構築がどのように進められてきたかを解説する。専門家による解説「日本のDNA鑑定」も収録。
目次
第1章 個人識別(現場に残されたDNAの痕跡と証拠;DNA鑑定の役割;DNA鑑定の結果が一致することの意味 ほか)
第2章 DNA型データベースの拡大(データベースの方法;先駆者から最初のデータベースまで;米国のデータベース ほか)
第3章 DNA型データベースの将来(管轄と認可;試料採取―批判と役割;試料採取に関する論争 ほか)
著者等紹介
安井亜希子[ヤスイアキコ]
新潟県生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科仏文学専攻修士課程修了。フリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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静
0
DNAは損傷しやすくて扱いに気をつけないといけないんだなと思った。DNA捜査は万能というのも幻想。生まれてきたときに社会の全員のDNA登録しておけば犯罪の抑止効果があるんじゃないかと思ったけど、そうはいかないらしい。DNA採取するのは犯罪者だけという風潮があるようだ。DNAは究極の個人情報とか言われるらしい。DNAがあっても、それをもとにクローンを作ったとしても、その人が再現されるわけではないんだから、あんまり個人情報として価値があるとも思えないんだけど、感情的な抵抗が強いものなのかもしれない。2012/04/01