出版社内容情報
本巻には、1938年後半から44年に至る郁子の論説を収める。崇貞学園から発信された論説の集積は、学園の様子にとどまらず、戦時下の社会の様相を浮かびあがらせる力をもつ。「自叙伝・教えつつ学びつつ」「小泉(清水)郁子著作目録」も収録。
内容説明
本巻には、1938年後半から44年に至る郁子の論説を収める。崇貞学園から発信された論説の集積は、学園の様子にとどまらず、戦時下の社会の様相を浮かびあがらせる力をもつ。「自叙伝・教えつつ学びつつ」「小泉(清水)郁子著作目録」も収録。
目次
論説 一九三八年後半(北京だより 北京中日婦人親和会誕生;事変一周年を迎えて ほか)
論説 一九三九年(受くる喜び 与うる喜び;矯風会レコード・コンサート ほか)
論説 一九四〇年(悲しむ者は幸なり;北京だより〔東京よりも暖い〕 ほか)
論説 一九四一~四四年(大いなる愛のために;学園点描 ほか)
自叙伝 教えつつ学びつつ
著者等紹介
小泉郁子[コイズミイクコ]
小泉(清水)郁子。1892年~1964年。島根県生まれ。1915年植村正久より受洗。同年東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。兵庫県明石女子師範学校教諭などを経て、22年東京女子高等師範学校研究科入学、同年秋米国に留学。27年Oberlin大学卒業、28年Michigan大学大学院修士号取得。30年帰国し青山学院教授。35年北京・崇貞学園創設者の牧師清水安三と結婚、学園の教育・運営にあたる。46年安三とともに帰国し東京・町田に桜美林学園を開設、その経営にあたる。郁子の遺志の継承のため、お茶の水女子大学に小泉郁子賞が創設されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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