出版社内容情報
「婦人は従来悲しい、あきらめの人として育てられてきた」「近代女性運動はそうした女性の義憤、反逆に外ならない」――小泉郁子がこう書いて約90年。この状況はどこまで変化したか? 日本における女性の権利獲得運動の先駆者・小泉郁子、その精神の軌跡!
内容説明
「婦人は従来悲しい、あきらめの人として育てられてきた」「男子中心の社会では、…又我々を謹き寝入りさせる」「近代女性運動はそうした女性の義憤、反逆に外ならない」小泉郁子がこう書いて約90年。この状況は、今、どこまで変化したか?
目次
1 明日の女性教育(真理は変る;科学的思索と女性;宿命的女性観を排す;新女性線;創造的人生哲学 ほか)
2 論説(女性問題・女性運動など1;女子教育論・女子公民科;女性問題・女性運動など2;海外事情・他)
著者等紹介
小泉郁子[コイズミイクコ]
1892年~1964年。島根県生まれ。1915年植村正久より受洗。同年東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)卒業。兵庫県明石女子師範学校教諭などを経て、22年東京女子高等師範学校研究科入学、同年秋米国に留学。27年Oberlin大学卒業、28年Michigan大学大学院修士号取得。30年帰国し青山学院教授。35年北京・崇貞学園創設者の牧師清水安三と結婚、学園の教育・運営にあたる。46年安三とともに帰国し東京・町田に桜美林学園を開設、その経営にあたる。郁子の遺志の継承のため、お茶の水女子大学に小泉郁子賞が創設されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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