出版社内容情報
パメラ・ブランチ[パメラ ブランチ]
著・文・その他
大下英津子[オオシタ エツコ]
翻訳
内容説明
不幸の連鎖と不運の交差が織りなす悲喜交交の物語。横溢するイギリスならではのダークなユーモアとジョーク。ようこそ、喧騒に包まれたウェストエンドの悲喜劇の舞台へ!
著者等紹介
ブランチ,パメラ[ブランチ,パメラ] [Branch,Pamela]
1920年、セイロン(現スリランカ)生まれ。英国で教育を受けて育ち、パリへ留学後、ロンドンの王立演劇学校へ入学した。1964年、第三作“Murder Every Monday”を原作とする舞台劇が上演された。1967年死去
大下英津子[オオシタエツコ]
翻訳者。上智大学外国語学部英語学科卒業、ニューヨーク大学ギャラティンスクール修士課程修了(アジア系アメリカ女性作家文学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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NAO
54
浮気している夫を振り向かせたくて狂言自殺を企むイーニッド。その舞台は、職場である雑誌編集部オフィス。狂言のはずがなぜか本当に落ちてしまったことから始まるドタバタ喜劇。予想だにしなかった出来事にあたふたするイーニッド、事件を利用して廃刊寸前の雑誌の売上げを回復しようと躍起になる編集長。キャラの濃いイーニッドだけでなく、編集部の面々も、編集長イーゴンをはじめとして奇人変人揃い。イギリス特有のちょっとブラックなドタバタコメディは、ウッドハウスほど下品ではなく、イーブリン・ウォーほどはブラックでもない。2022/11/07
ガ
1
前評判でクリスピンに言及されていたので期待して読み始めたが、良くも悪くも予想とは異なるタイプの作品だった。一応謎らしきものはあるが食指が動くほどの魅力がなく、全体的にブラックコメディの側面が強いので純粋なミステリに期待すると肩透かしに終わる。人物造形が(人工的でフィクションであるとはいえ)現実味があまりにも乏しいこともあって楽しみきれなかった。2022/09/22
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