内容説明
舞台は205X年。ウイルス・GOLEM‐20が蔓延し、猛威をふるった30年後の近未来。過去の同じ出来事の記憶を持ち、人類の歴史をプログラミングされたロボットたちと、新たな国のカタチを模索するプロジェクトが進行する。交錯する過去と現在、現実とヴァーチャルの世界から問いかける未来とは。
著者等紹介
川村毅[カワムラタケシ]
劇作家、演出家、ティーファクトリー主宰。1959年東京に生まれ横浜に育つ。1980年明治大学政治経済学部在学中に劇団「第三エロチカ」を旗揚げ。86年『新宿八犬伝 第一巻―犬の誕生―』にて岸田國士戯曲賞を受賞。2010年30周年の機に『新宿八犬伝 第五巻』完結篇を発表、全巻を収めた“完本”を出版し、第三エロチカを解散。2013年『4』にて鶴屋南北戯曲賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2002年に創立したプロデュースカンパニー、ティーファクトリーを活動拠点としている。戯曲集、小説ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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