内容説明
すべて本邦初訳。エラリー・クイーンの挑戦状つき傑作ラジオドラマ!
著者等紹介
飯城勇三[イイキユウサン]
宮城県出身。エラリー・クイーン研究家にしてエラリー・クイーン・ファンクラブ会長。“本格ミステリ大賞・評論部門”の第11回を『エラリー・クイーン論』で、第18回を『本格ミステリ戯作三昧』で、第21回を『数学者と哲学者の密室』で受賞。論創社の“EQ Collection”では、企画・編集・翻訳を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハスゴン
33
大好きなエラリーのラジオドラマ集ですが、今回も実際にラジオから流れていたら楽しいだろうなぁと想像しながら読むのが楽しかったです。もう一冊組めるらしいので期待したいと思う。2021/08/31
ソルト佐藤
7
3巻は見つからなかったので4巻を先によむ。これもやはり、おもしろい。ただ、今回は30分ものの話が多いためか、少し物足りなさはある。一時間ものの『十三番目の手がかりの冒険』がプロットがこっていて面白い。あと、『四人の殺人者の冒険』が凄い。今までもすごいトリックはなくても、面白く書いてきたのだけれど、これは本当に何もない(笑 トリックなんてなくてもミステリは書ける!という生きた証明。話の状況的には無理やり過ぎる。しかし、この無理やりな状態はついに不確定性な部分もある。2022/06/18
あんすこむたん
4
エラリー・クイーンのラジオドラマのシナリオ集。謎自体は他作品と比べるとそこまですごいとういうことはない。だが、それでもきちんと作られた謎、シンプルだからこそ、見返すと分かるミスリードのうまさがあった。2022/01/17
tokyo-zodiac
3
「見えない足跡の冒険」汽船会社社長のギデオン・ホーンは、同居する甥のスタンリーとロジャー、姪のダイアナの三人に対し、この中に犯罪者が一人いると告発する。ギデオンはこれから遺言書の書換えと警察への手紙を書くため、母屋の外にある小屋<船長室>に籠ると宣言する。数時間後、ギデオンに呼ばれたクイーン警視と部下のヴェリーに、エラリーとニッキイも一緒にやってきた。だが雪の上にギデオンが向かった足跡はあるのに小屋は真っ暗で、電気スイッチはまったく効かず、小屋内には射殺されたギデオンの死体と、凶器と思しき拳銃が残され… 2021/07/01
kanamori
1
⭐⭐⭐2021/07/20