内容説明
韓国語の向こうに韓国が見える。滞日20年余の著者が「ことば」を通して読み解く韓国の伝統、世相、文化。
目次
第1章 生活・伝統(韓国の姓名について;韓国語と漢字;韓国の四字成語 ほか)
第2章 世相・時事(流行語から見える韓国;カンガルー族とは;女性への新しい差別語 ほか)
第3章 ことば・文化(「コングリッシュ」とは?;「先生様」と「さようなら」;韓国のことわざ―動物を例に ほか)
著者等紹介
延恩株[ヨンウンジュ]
韓国ソウル特別市生まれ。大妻女子大学准教授。学術博士。主な研究領域は環太平洋地域文化、日韓比較文化、韓国語教育。著書に『韓国と日本の建国神話―太陽の神と空の神』(論創社2018年第13回湯浅泰雄著作賞受賞)他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masakazu Fujino
7
今通っている韓国語教室の学友が貸してくれた本。韓国生まれで在日20年以上の著者が、韓国の生活・文化、世相・時事そしてことば・文化について書いた本。あらためて面白かった。2022/05/02
Ryoichi Ito
5
著者はソウル生まれ。大妻女子大学教授。日韓比較文化などを専攻。韓国人の大半は漢字・漢文を理解しない。これは1970年に学校での漢字教育を廃止したからだ。韓国語の語彙の70%は漢語だと言うから,これは大問題に違いない。韓国人の多くが1970年以前刊行の書物や資料を理解できないし,漢字に込められた抽象性の高い概念も理解できない。著者は漢字交じりのハングル表記が望ましいと考えているがそれが実現する可能性は低い。 2024/04/15
ミネチュ
0
この手の本って2008年に韓国に興味を持った頃はすごく興味深くて何冊も読みましたけど、この本は・・・う~ん、あまりおもしろくなかったです。別に著者の書き方が悪いわけでもないし、内容が悪いわけでもないんですけど、書かれている内容の多くはもう私は知っていることなので・・・。韓国の言葉の話に関しては、例えばことわざとか四字熟語とか、知らないことが多かったですけど、どっちみち、この本を読んだって覚えないし・・・。 韓国のことをあまり知らない人にはお勧めです。2022/06/11