パレーズ・エンド<br> 消灯ラッパ

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パレーズ・エンド
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784846019778
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

除隊したクリストファーは兄マークの友人であるフィトルワース卿の敷地内の家でヴァレンタインと古家具の商いをしながら生活し、彼女は身籠っている。海鷲のシルヴィアはあわよくば二人の生活を破綻させようと舞い戻ってくる。一方、マークは肺炎にかかって臥せっており、死を前にこれまで長く仕えてくれた妾のマリーを正妻にする。ウェスト・サセックス州の自然を背景に人間の悲喜こもごもを描く本作は、シルヴィアのとりあえずの退散とマークの死をもって幕を閉じる。

著者等紹介

フォード,フォード・マドックス[フォード,フォードマドックス] [Ford,Ford Madox]
1873年生まれ。名は、もともとはFord Hermann Huefferだったが、1919年にFord Madox Fordと改名。多作家で、初期にはポーランド出身のJoseph Conradとも合作した。代表作にThe Good Soldier(1915)、Parade’s Endとして知られる第一次大戦とイギリスを取り扱った四部作(1924‐8)、1929年の世界大恐慌を背景としたThe Rash Act(1933)などがある。また、文芸雑誌English ReviewTransatlantic Reviewの編集者として、D.H.LawrenceやJames Joyceを発掘し、モダニズムの中心的存在となった。晩年はフランスのプロヴァンス地方やアメリカ合衆国で暮らし、1939年フランスのDeauvilleで没した

高津昌宏[タカツマサヒロ]
1958年、千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科前期課程修了、慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。現在、北里大学一般教育部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

104
パレーズエンドシリーズの最終第4巻。確かにグレアム・グリーンが評したようにこの巻はシリーズに含めなくていいかもしれない。ここで描かれているのは、後にカズオ・イシグロが「日の名残り」で語ったイギリス貴族の没落、アメリカの台頭の幕開けだ。シルヴィアやキャンピオンがこだわるのは、その失われていくものに対してであり、虚しさもある。この巻が ほかの3巻に対して弱いと感じられるのは、シルヴィアの息子の性格形成がどうもわかりにくい事だ。兄のマークの過去もここまで描くのに対し、対照的だ。2021/01/14

NAO

75
『パレーズ・エンド』の最終巻。3巻の終わりで戦争は終結、イギリスに戻ったクリストファーの未来には明るさが見えた。だが、この巻のクリストファーの生活は、前妻の執拗な干渉と厳しい家計と、少しも明るさがない。第一次世界大戦の戦前、戦時中、戦後の物語は、戦争のあり方の変化を描いている。兵士の自尊心を鼓舞する行進・閲兵式(パレード)は、もはや終わった。兵士たちの栄光はもう過去の話なのだ。そして、この戦争の前後で、イギリス社会も変わっていった。2020/12/02

takeakisky

0
マリー。今まで殆ど語られてこなかった兄のパートナー、シャーロットから始まる、ちょっとした驚きの序盤。続くマーク。焦点を結ばず、ふわふわと漂うその思考。豊かであり、惹きつけられるが、体の衰えからくる弱さを残酷にあらわす。かつて素晴らしかったもの。義務と意地の間で捨ててきたもの。前三作に較べ、心理描写の割合が格段に増す。それぞれの見方の違いとともに観念的事柄が多く、時間も行ったり来たり。それは、浮かび上がってくる事柄のグロテスクさを強め、出来事は曖昧になる。ところどころに緊迫した支離滅裂があり、かつ、語るそれ2024/11/03

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