内容説明
「希望はあるの?」社会での居場所を探し、心寄せあう人々が、理想郷を求めるあまり暴徒集団へと化していく。なにが彼らをそうさせたのか?90年代に起きた、世界でも類を見ない無差別テロ、サリン事件をモチーフに描く戯曲集。
著者等紹介
川村毅[カワムラタケシ]
劇作家、演出家、ティーファクトリー主宰。1959年東京に生まれ横浜に育つ。1980年明治大学政治経済学部在学中に第三エロチカを旗揚げ。86年『新宿八犬伝 第一巻』にて岸田國士戯曲賞を受賞。2010年30周年の機に『新宿八犬伝 第五巻』完結篇を発表、全巻を収めた“完本”を出版し、第三エロチカを解散。以降3年間、新作演出による舞台創りを控え、P.P.パゾリーニ戯曲集全6作品を構成・演出、日本初演する連作を完了。2014年リスタートと位置づけた新作演出舞台の創造を吉祥寺シアターと共に開始。2013年『4』にて鶴屋南北戯曲賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2002年に創立したプロデュースカンパニー、ティーファクトリーを活動拠点としている。戯曲集、小説ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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