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内容説明
「個性」は「障害」か?自閉症・LD・ADHD・知的障害。それぞれ困難も支援の形も異なるのに、これらすべてが「発達障害」―。さらにはユニーク、風変わりなど「平均的」でない人々をも巻き込み、さまざまな障害と個性を一緒くたにこの用語が蔓延る異様と、曖昧模糊とした言葉のもたらす危うさを説く。
目次
1 発達障害という用語
2 用語「発達障害」の捉え方
3 自閉症(Autism)
4 ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)
5 LD(Learning Disability)
6 脳機能に働きかける
7 教育の問題と用語に関する考察
著者等紹介
玉永公子[タマナガキミコ]
国立大分大学卒業、南カリフォルニア大学大学院修了。修士号(特殊教育)取得、博士号(教育心理学)取得。国際ディスレクシア協会会員、日本教育心理学会会員。現在、東日本国際大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シチミ
1
発達障害という用語に対する批判本。確かに、発達障害というのは、自閉症スペクトラム・ADHD・LDさらには知的障害と根っこが違う症状や障害をごちゃまぜにした概念で、概念としての一貫性がないというのは、筆者の指摘の通りだと思う。また発達障害という言葉だと「発達に偏りがあるよね」という本来の意味から外れて、「発達障害という障害が存在する」という誤解を与える危険性もある。ただ、筆者はたくさんの本を引用していて興味深いのだけど、引用の仕方が大雑把で批判するには検討の丁寧さに欠ける印象(って何様目線?すいません)。2021/02/14
cochon_voyage
1
想像してた内容ではなかった。2020/02/11