出版社内容情報
大著『フランス史』の「ルネサンス」の全訳。特にシャルル八世、ルイ十二世、フランソワ一世による「イタリア戦争」について詳述。大著『フランス史』より、「十六世紀史」の第一部「ルネサンス」の全訳。ルネサンスとは、いかなる精神的基盤から芽を出したのか。本書ではフランス史のなかのルネサンス時代、とくにシャルル八世、ルイ十二世、そしてフランソワ一世により次々と繰り返された「イタリア戦争」について詳述する。
"序章
第一章 フランス軍、イタリアに侵入(1483-1494)
第二章 イタリアの発見(1494-1495)
第三章 ローマにおけるシャルル八世(1495)
第四章 二つの世界の邂逅
第五章 サヴォナローラ
第六章 チェーザレ・ボルジア
第七章 チェーザレ・ボルジアの凋落(1501-1503)
第八章 ルイ十二世(1504-1509)
第九章 反フランス神聖同盟(1510-1512)
第十章 ラヴェンナの戦い
第十一章 新生フランス
第十二章 預言者ミケランジェロ
第十三章 カール五世
第十四章 フランソワ一世
第十五章 マリニャーノの戦い(1515)
第十六章 フランスとヨーロッパ
第十七章 ルネサンス、初期の性格"
ジュール・ミシュレ[ジュール ミシュレ]
著・文・その他
桐村泰次[キリムラ・ヤスジ]
翻訳
内容説明
時代はルネサンスへ。十六世紀、コロンブスからコペルニクスへ、コペルニクスからガリレオへ、地上の発見から天上の発見へと進んでいくなかで、人間は自身を発見した。―本書「序章」より。
目次
フランス軍、イタリアへ侵入(一四八三~一四九四年)
「イタリアの発見」(一四九四~一四九五年)
ローマにおけるシャルル八世(一四九五年)
二つの世界の邂逅
サヴォナローラ
チェーザレ・ボルジア
チェーザレ・ボルジアの凋落(一五〇一~一五〇三年)
ルイ十二世
反フランス神聖同盟(一五一〇~一五一二年)
ラヴェンナの戦い
新生フランス
予言者ミケランジェロ
カール五世
フランソワ一世
マリニャーノの戦い(一五一五年)
フランスとヨーロッパ
ルネサンス、初期の性格
著者等紹介
ミシュレ,ジュール[ミシュレ,ジュール] [Michelet,Jules]
フランス革命末期の1798年8月にパリで生まれ、父親の印刷業を手伝いながら、まだ中世の面影を色濃く残すパリで育ち勉学に励んだ。1827年、高等師範の歴史学教授。1831年、国立古文書館の部長、1838年からコレージュ・ド・フランス教授。復古王制やナポレオン三世の帝政下、抑圧を受けながら人民を主役とする立場を貫いた。1874年2月没
桐村泰次[キリムラヤスジ]
1938年、京都府福知山市生まれ。1960年、東京大学文学部卒(社会学科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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