出版社内容情報
牧歌的な世界観とスリリングな物語展開。韓国推理小説の始祖が描くジュブナイル・ミステリの白眉「白仮面」と「黄金窟」を同時収録!暗躍する怪盗との息詰まる戦い、南海の孤島に繰り広げられる大冒険。名探偵・劉不亂の活躍を描く韓流ジュブナイル・ミステリを二作収録!
"白仮面
黄金窟
訳者あとがき"
金 来成[キム ネソン]
著・文・その他
祖田律男[ソダ リツオ]
翻訳
内容説明
暗躍する怪盗の脅威、南海の孤島での大冒険、名探偵・劉不亂が挑む二つの難事件。
著者等紹介
金来成[キムネソン]
1909年、平安南道大同郡生まれ。35年、早稲田大学在学中に探偵雑誌『ぷろふいる』でデビュー。朝鮮に戻ってから、戦前は探偵作家、戦後は大衆文学作家として活躍した。『京郷新聞』に長編小説『失楽園の星』連載中の57年2月、脳溢血のため死去
祖田律男[ソダリツオ]
1951年、兵庫県神戸市生まれ。図書館司書を経て韓国語翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あじ
27
限りなく“江戸川乱歩”寄り(※少年探偵団シリーズ)。【金来成】の探偵小説として読むには、非常に厳しい前提があり上手く拭えず苦慮した。◆蔵書印2019/03/10
yasu_z2
3
ほとんど江戸川乱歩の少年探偵団のパクリ?黄金窟はまんま大金塊だな。2019/09/30
sunflower
1
見るも恐ろしい髑髏が描かれた白い仮面。盗むと決めたお宝は世界各国どんな警備もかいくぐり、予告通りに盗み出す。そんな白仮面が朝鮮に!白仮面が朝鮮で盗んだものは?白仮面の真の目的とは?発明家の父を助け出す為奮闘する息子とその友達。名探偵ユブラン氏の力と知恵を借りて、勇敢にも白仮面に立ち向う少年達。何処かで読んだような懐かしい感じの話だが、何が面白いって、韓国の子供達もこういう話を楽しみに読んでいたんだなぁと。分断、格差社会、フェミニズムを題材とする韓国の小説が数々訳されている中で、笑いながら読める作品でした。2020/01/31
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