内容説明
富豪の元に送られてくる脅迫状、身代金目当ての誘拐事件、密室で発見された女の死体。酔いどれ探偵ビル・クレインが難事件に挑む!
著者等紹介
ラティマー,ジョナサン[ラティマー,ジョナサン] [Latimer,Jonathan]
1906‐1983。本名ジョナサン・ワイアット・ラティマー。アメリカ、シカゴ生まれ。ノックス・カレッジを卒業後、“シカゴ・トリビューン”紙で新聞記者として働く。1935年、私立探偵ビル・クレインが登場するMurder in the Madhouseで作家デビュー。シナリオライターとしても活躍。またピーター・コフィン名義での作品もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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飛鳥栄司@がんサバイバー
18
『精神病院の殺人』であれだけ褒めたのに、本作は褒めるところがなかった気がする。飲んだくれのクレインとその相棒を務めるオマリーが羽目を外しすぎていて、ストーリー全体を統括できていない印象。ハードボイルドものであることから、手なりで話が進んで行くのは想定しているのだが、今回は本来の目的がどこにあるのかをないがしろにしすぎたきらいがある。本作に関しては期待はずれ感が拭えないなかった。『処刑6日前』の出来が良すぎるということか。 2020/06/29
Naoko Takemoto
9
論創らしい、アナログちっくな古臭さ全開のミステリだった。無駄な会話も、アメリカン・ウィットと割りきって楽しんだ。マイアミセレブに調査依頼されて豪邸に招かれた探偵2人。密室に届けられる脅迫文に誘拐事件にギャンブルにスコッチ・ソーダを飲みまくりと結構詰まっている。ところで、探偵の片割れのトーマス・オマリーって、あの阪神タイガースの助っ人選手じゃないか!?ここから何やってもオマリーの顔が浮かび、いい意味で私の頭の中で映像化され続けていた。2018/11/09
チェス
2
ちょっと読みにくいところはあったけど、まあまあ楽しめた。処刑6日前の作者だったとは、2023/10/15
yukision
2
たまには海外ミステリーも読んでみたくなったのだが,豪華で華やかな海外ものの雰囲気は楽しめたものの,翻訳物で良く感じるように,何となく読みにくかった。2019/02/08
kanamori
1
☆☆☆2018/11/10