内容説明
第2期『こんな探偵小説が読みたい』に加え、単行本未収録の第3期や関連エッセイを大幅に増補。さらにアンソロジーの解説を併録した決定版!
目次
1 こんな探偵小説が読みたい(“続・幻の探偵作家を求めて”舌代;今様赤ひげ先生・羽志主水;実直なグロテスキスト・潮寒二 ほか)
2 新・幻の探偵作家を求めて(子育てに『黒死館』創作の秘密を見た・小栗虫太郎;養子なのに家庭内でもワンマンの遊び人・甲賀三郎;幻の探偵作家を訪ねて・西田政治 ほか)
鮎川哲也アンソロジー解説集2(殺意のトリック 解説;殺人設計図 解説;紅鱒館の惨劇 解説 ほか)
著者等紹介
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919年、東京生まれ。GHQ勤務の傍ら創作活動を行い、のちに専業作家となる。晩年は新人作家発掘にも尽力した。2002年没。第13回日本探偵作家クラブ賞、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てミステリ評論家、フリー編集者。編著『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)で第5回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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engidaruma2006
6
かつて晶文社から出版された『こんな探偵小説が読みたい』の再録と、単行本未収録の『新・幻の探偵作家を求めて』と、鮎川氏が編んだアンソロジーの解説集を合わせた一冊。これと上巻とで完全版という事だが、両方買うと税込み9000円オーバー。誰が買うんだろう? 私は図書館から借りた。 内容的には、昔の探偵作家に鮎川氏が訪ねて当時を回想したり秘話を披露したりする物だが、まあとにかく知らない名前の作家のオンパレード(^-^)。古い話ばかりで興味も持ち辛い。アンソロジーの解説集も、わざわざ収録する意味があるのだろうかね?2020/06/14
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