内容説明
言語、そして言語学の復権。“言語”の新世紀、「語る主体」からの出発、多言語世界への誘い、新たな言語学宣言!20年の沈黙を破り言語学者が語る言語、記号、言語学、主体、愛、差別。
目次
1 世界は言葉のなかに(世界は言葉のなかに―言語とその主体)
2 丸山圭三郎からソシュールへ(文学と饒舌―丸山圭三郎の死をめぐって;ラング、ランガージュ、エクリチュール―丸山圭三郎と“言葉”という多面体 ほか)
3 ソシュールからイェルムスレウへ(言語学と文学の出会い、あるいは記号論の誕生;“聴く立場”の言語学―ロマーン・ヤーコブソン ほか)
4 イェルムスレウ、極北の言語学(イェルムスレウ言語学のために;言語のなかの主体 ほか)
5 愛と差別の言語学に向けて(固有名詞への愛を生きる―恋愛の記号論;愛と差異に生きるわたし―区別・差別・対立・差異をめぐって ほか)
著者等紹介
立川健二[タツカワケンジ]
1958(昭和33)年、埼玉県浦和市(さいたま市)生まれ。1982年、東京外国語大学フランス語学科卒業。1989年、東京大学大学院人文科学研究科(仏語仏文学専攻)博士課程中退。その間、サンケイスカラシップ奨学生としてパリ第3新ソルボンヌ大学、フランス政府給費留学生としてパリ第10ナンテール大学大学院(言語科学専攻)博士課程に留学。大阪市立大学文学部助手、東北学院大学教養学部助教授、文教大学国際学部教授を経て2000年から在野の探究者。本来の専攻は言語思想史、記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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