内容説明
日本人とスペイン人はどのようにして出会い、どのようにスペイン語と接触し交わってきたのか。日本におけるスペイン語教育の歴史を辞典・学習書の出版史とともに辿る、スペイン語教育史の基礎資料。同学社版『スペイン語事始』(2013)を大幅に改め、新たに論考2篇・書き下ろし1篇を加えた新訂版。
目次
第1部 総論(日本人とスペイン語の出会い;スペイン語辞典発達小史)
第2部 出会いから江戸末期まで(日本に渡来した最初のスペイン人・ディエス;亜墨利加でイスパニヤ語を学んだ日本人・初太郎)
第3部 明治期(外務省第一回スペイン留学生・三浦荒次郎;日本におけるスペイン語教育の創始者・ビンダ ほか)
第4部 大正期(『四國對照南米語自在』・海外雄飛会;スペイン語通信教育講座事始・酒井市郎 ほか)
第5部 昭和期(孤高のスペイン語辞書編纂者・村岡玄;昭和戦前のスペイン語学習書 ほか)
著者等紹介
浅香武和[アサカタケカズ]
東京都出身。津田塾大学スペイン語講師、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学ガリシア語研究所員、日本学術振興会研究員(聖心女子大学)、スペイン文部科学スポーツ省HISPANEX研究員。ガリシア学士院会員。ラモーン・カバニージャス文学功励賞受賞(2014)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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