内容説明
ペトログラードに生を享けた主人公=浪雄は日露戦争下に来日するが、後に自らの銅像除幕式で“毒盃”を仰ぐ運命に弄ばれる。幻の長編を挿絵と共に初単行本化!
著者等紹介
佐藤紅緑[サトウコウロク]
明治から大正、昭和にかけて活躍した小説家、劇作家、俳人。明治7年(1874)青森県弘前市生まれ、本名洽六。戯曲「侠艶録」や小説「行火」で脚光を浴び、「あゝ玉杯に花うけて」「大盗伝」「鳩の家」など数々の代表作を残す。東奥日報、河北新報、報知新聞など多くの新聞とも関わった。詩人サトウハチロー、作家佐藤愛子の父。昭和24年(1949)74歳で死没した
町田久次[マチダキュウジ]
新聞史研究家、ノンフィクション・ライター。昭和23年(1948)福島県会津美里町生まれ、新潟大学人文学部卒業。昭和46年(1971)福島民友新聞社に入社し、編集・報道記者、経理局長、取締役など歴任。平成25年(2013)福島県文学賞正賞、同準賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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