内容説明
幸一は35歳。社会人ラグビーの選手。ある夜、自分のアパートに帰ると、部屋の中に女がいた。どこかで見た顔。彼女はアサミと名乗った。それは、幸一が小学6年の時に病気で亡くなった、母だった。親子二人で過ごした日々が、幸一の脳裏に鮮やかに蘇る。あの頃、母は大人に見えた。が、今、目の前にいる母は、明らかに自分より年下だった…。
著者等紹介
成井豊[ナルイユタカ]
1961年、埼玉県飯能市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。1985年、加藤昌史・真柴あずきらと演劇集団キャラメルボックスを創立。現在は、同劇団で脚本・演出を担当するほか、テレビや映画などのシナリオを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しかっち
2
劇団キャラメルボックスの脚本3本を収録。 いずれもハートウォーミングなストーリーで、できれば公演を見たかったです。 他の脚本も読んでみたいです。 2011/08/15
大橋頼
1
キャラメルボックスの劇には夢があると思う。だから好き。「水平線の〜」以外だと「ハックルベリーに〜」が好きです。大内厚雄さんラブ。10月観に行きます。2015/08/22
Teruji Shinozaki
1
3作品とも面白かった。 みんな、幸せを探す旅人。 やさしい物語でした。2012/04/09
くま
1
全部観た事あるのに、字面で追うのと全然違うのねー。役者と演出家ってやっぱりすごいんだわ。2011/08/17
kaede
1
文章で読んでもやっぱり泣ける、鉄板のゴーストストーリー。あと、舞台を思い出しながら読むと、脚本にはない「ネタ」がいっぱいあったことが改めて分かって面白かった。2011/07/26