内容説明
『週刊朝日』編集長時代、過労で倒れた著者は、ふとしたことから畑作りを始め、「マチ」の生活で忘れていた自然の豊かさ、確かさを実感する。土を愛し、自然のなかに生きることに無上の善びを見出す人びととの出会い、小鳥たちとの戦争、カンピョウ作りの顛末、土に学ぶ子どもたちとの対話。土と人間とのかかわりを淡々と語る、やさしさあふれるエッセイストクラブ賞受賞作。
目次
1章 武蔵野の復讐
2章 レンゲソウとワラの歌
3章 雪国の村に見たマチの引力
4章 ラッパを捨てて握る鍬
5章 群像・畑の恩師たち
6章 ヒタシマメ戦争一件落着
7章 雑草に注ぐ憎しみと愛
8章 カンピョウ製造顛末記
9章 舶来野菜紳士録
10章 シマヘビと埋蔵文化財の共存
11章 土に学ぶ子らとの出会い
12章 ヒマワリとナガイモの神秘
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