内容説明
ジョン・コリアから経歴不詳の謎の作家まで各アンソロジストが贈る英国ホラー・アンソロジー。初めての奇妙な味、懐かしの奇妙な味。
著者等紹介
サール,ハーバート・ヴァン[サール,ハーバートヴァン][Thal,Herbert Van]
ハーバート・モーリス・ヴァン・サール。1904年生まれ。詳しい経歴は不明。Told in the Dark(1950)をはじめ、パン・ブックス社等から多くのホラー・アンソロジーを刊行。アンソロジストとして活躍する。83年没
金井美子[カナイヨシコ]
東京女子大学文理学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つるら@turulaJB
6
読了 ヴァン・サール編 金井美子訳 論創社 2008.4 ■20編中ジョン・コリア『緑の想い』のみ既読、あとはジョン・レノン以外知らない作家ばかりだが十分楽しめた■今まで読んできたものに比べて若干グロ表現が多い気がする。今後モダンホラーを読むにあたって自分がどこまで耐えられるか興味深い■表題作は国家的犯罪の被害者が陥った狂気だが最後の一行で悲劇なのか喜劇なのかわからなくなる。2018/10/04
ハルバル
6
ホラーマニア以外は別に読まなくてもいいかな…というB級ホラーアンソロジー。無名作家のものが多い為にどうしても出来不出来の差が大きい。ロマン・ギャリとジョン・コリアとジョン・レノン(もちろんビートルズのジョンの事です!) が並ぶという、カオスなラインナップである(笑)というかホラーというにはサスペンス寄りの作品が多かったのが残念。好きなのはどちらも宗教的な寓意の強いホラー「人形つかい」と「暗闇に続く道」。色に対する強迫観念から殺人を犯す「美しい色」。「入院患者」はトンデモホラーとして味わい深いかな(笑)2018/02/06
ゆずこまめ
4
怖い話がたくさん。怖さの種類がいろいろなので、全部読んでも退屈はしないかと。頭は使わずただ怖がっていればいい、たまにはこういう読書もありです。2012/04/04
syachi
2
ダークファンタジーコレクションの名に落ちぬダークさが良かった。といっても現実世界がベースではあるんだけど。著者も詳細不明の人がいたりで面白い。2014/12/20
sezmar
2
収録されてる作家は知らない人ばかり。ちょっと古めの話が多いけど面白かった。 ダークファンタジーコレクションも残り二冊か…