内容説明
新発見の現代ミステリほかジュニア時代小説を復刻。ホームズ関連を含む貴重な随筆25編。『奇傑左一平』幻の第7話、初収録。巨匠の拾遺集堂々完結。
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902(明35)年、神戸市生まれ。本名正史(まさし)。神戸二中卒業後、銀行勤務。21(大10)年「恐ろしきエイプリル・フール」が『新青年』懸賞に入選。同年、大阪薬学専門学校入学。卒業後は薬種業を営んでいたが、26年、江戸川乱歩の招きで上京し、博文館に入社。32(昭7)年、退社して創作に専念しようとしたが、翌年喀血。療養後の35年、「鬼火」で再起を果たす。45年、岡山に疎開。終戦後、長編「本陣殺人事件」を『宝石』に連載。同作品で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。以後、『獄門島』(49)『犬神家の一族』(51)などを発表。『夜の黒豹』(64)以後は休筆状態だったが、74年に『仮面舞踏会』を書下ろし刊行して復活。76年、勲三等瑞宝章を叙勲。81(昭56)年、病歿
横井司[ヨコイツカサ]
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。『小説宝石』で書評を担当。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・日本近代文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホームズ
3
三津木俊助と御子柴進のシリーズと時代小説集。三津木・御子柴シリーズは読んだことがなかったのヤツで面白かった。時代小説はミステリの要素はあまりなく活劇って感じで楽しめました(笑)『神変龍巻組』が良かった(笑)評論・随筆集も良かったですね。2009/03/31
**くま**
0
横溝先生の歴史ものが案外好き。キャラと語り口とテンポの良さが十二分に発揮されている。このシリーズは好きだけど、マイナー作品が多いだけに内容がかぶるものも多い・・・。横溝先生の改稿癖。
みっく
0
「地獄の花嫁」がなかなか面白かった!犯人の動機は他作品でもあったなあ。評論を読んで「女が見ていた」を読み返そうと思いました。2010/04/25
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- 和書
- 女性たちの韓国近現代史