内容説明
楽屋から抜け出すことができたのはだれだ?船上での窃盗、電車での殺人未遂、舞台上の変死…。休暇中のアレン警部に事件が次々とふりかかる。該博な演劇の知識を存分に発揮した、劇場ミステリの逸品。
著者等紹介
マーシュ,ナイオ[マーシュ,ナイオ][Marsh,Ngaio]
1895~1982。ニュージーランドに生まれる。高校時代に学園誌の編集、戯曲の執筆や演出に携わった後、美術大学に進学。卒業後はイギリスの劇団に戯曲作家、女優、演出家として参加し、影響を受けて執筆したのが既刊『アレン警部登場』(1934)である。続く『殺人者登場』(35)、『病院殺人事件』(35、Jellett Henryとの合作)で賞賛を受け、人気作家となった。ストーリーや人物設定・描写に重きを置いた作風には定評があり、クリスティ、セイヤーズ、アリンガムと共に、黄金時代の四大女性作家とされている
岩佐薫子[イワサカオルコ]
1964年生まれ。北海道大学卒業。インターカレッジ札幌在籍中。札幌市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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