内容説明
物質を過去へ飛ばす機械、クロノス・ジョウンター。その新たな実験のため、布川輝良は過去へ行くことになる。4年前の鎌倉。そこには伝説の建築家・廣妻隆一郎が設計した、朝日楼旅館が建っていた。4年前に取り壊された朝日楼を写真に撮りたい。それが彼の夢だった。過去に到着した直後、布川は体調を崩して、倒れてしまう。彼を助けたのは、イラストレーターの枢月圭だった。ひかれあう二人。しかし、布川は過去には4日しかいられない…。梶尾真治のSF小説『クロノス・ジョウンターの伝説』の第二話「布川輝良の軌跡」を完全舞台化。
著者等紹介
成井豊[ナルイユタカ]
1961年、埼玉県飯能市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。1985年、加藤昌史・真柴あずきらと演劇集団キャラメルボックスを創立。現在は、同劇団で脚本・演出を担当するほか、テレビや映画などのシナリオを執筆している
隈部雅則[クマベマサノリ]
1974年生。熊本県出身。日本大学大学院独文学専攻博士後期課程満期退学。2001年、演劇集団キャラメルボックスに演出助手として入団。見習い期間を経て劇団員に。2006年ハーフタイムシアターで脚本家・演出家としてデビュー。今後も成井豊と共同で脚本・演出を行っていく予定。その他、外部での単独脚本・演出活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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