内容説明
光男はフリーのライター。本当は作家になりたくて、いつかは自分の本を出したいと思っている。ある時、芸能プロダクションに勤める姉から、小説の仕事を頼まれる。女優・清水あおいの自伝を書けと。つまりゴーストライターになれというのだ。姉に説得されて、あおいへの取材を始める光男。が、初対面から二人の意見は激しくぶつかる。同時収録『ブラック・フラッグ・ブルーズ』。キャラメルボックス・アコースティックシアターの第二弾。1994年の初演版を全面改訂して贈る、決定版。
著者等紹介
成井豊[ナルイユタカ]
1961年、埼玉県飯能市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業。1985年、加藤昌史・真柴あずきらと演劇集団キャラメルボックスを創立。以来、全公演の脚本と演出を担当
真柴あずき[マシバアズキ]
本名は佐々木直美(ささき・なおみ)。1964年、山口県岩国市生まれ。早稲田大学第二文学部日本文学専攻卒業。1985年、演劇集団キャラメルボックスを創立。現在は、同劇団で俳優・脚本・演出を担当するほか、外部の脚本や映画のシナリオなども執筆している
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